
エブラー御用達のDIY、通称「リアゲートを内側から開ける」改造に、私も挑戦してみました。
エブリイ乗りの間ではよく知られているこのカスタム、外側からしか開けられなかったリアゲートを、車内からも手軽に開けられるようにするという、地味ながら実用性バツグンの技です。
今回用意したのは、バイク用のチョークワイヤーとスズキ純正のグリップ、そしてワイヤークリップだけというシンプルなパーツ構成。部品代は思ったよりもリーズナブルで、ホームセンターやネット通販で簡単に揃います。
もちろん、車体に穴を開けるという作業は勇気が要りますが、そこはエブリイ乗りの性(さが)と言いますか、私はほとんど躊躇なく取りかかりました。 実際には、チョークワイヤー用の穴が1つ、グリップ取り付け用の穴が2つ、そしてワイヤークリップ固定用の穴が2つの、合計5つの穴をリアゲートに開けました。穴あけは、位置決めが命。慎重に寸法を測りながら慎重にドリルで開けていきました。
チョークワイヤーの先端は、既存のリアゲートオープン用ワイヤーと同じ箇所に固定。こうすることで、チョークを引く動作がそのままリアゲートのロック解除に連動します。ワイヤークリップはアウターケーブルをしっかり固定するための必須アイテムで、これがないとワイヤーがズレて動作不良を起こすので、丁寧に取り付けました。
一番苦労したのは、グリップのねじ止め部分。受けのボルトがなかなかしっかり固定できず、ボルトが供回りしてしまって一向に締まらない事態に。試行錯誤を繰り返し、最終的には小さめのスパナを差し込んでボルトを固定しながら締めるという方法で、ようやくきちんとねじ止めできました。DIYの醍醐味ですね。
完成してからチョークレバーを引っ張ってみると、「ボコッ」とリアゲートのロックが外れ、手で押してやるとスムーズにゲートが開きました。
これで車中泊仕様の装備がまた一つ増え、車内からのアクセス性がぐっと良くなりました。
…とはいえ、そんな車中泊が実際にいつできるのかは謎ですが(笑)。
それでも、自分の手で一つずつカスタムを積み重ねていく楽しさは格別。次の改良にも早く取りかかりたくなっています。

2 件のコメント:
乗用車のトランクも閉じ込められた場合などに
中から開けられるべきーと昨今言われているよう
ですね。
標準仕様でもいいような気がします。
匪石さん、コメントありがとうございます。
ハイエースなんかは内側から開けられるそうです。
エブリイバンは軽商用車なので「内側から開ける」は、あまり想定していない状況なんでしょうね。
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