2日(金)の23時に名古屋の自宅を出発し、中津川までは高速道路を利用。それ以降は帰りも含めてすべて下道を走り、5日の夜に帰宅しました。
今回の旅の唯一の目的地である立石寺は、松尾芭蕉の俳句「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」で知られ、どこか神秘的なイメージが膨らむお寺で、以前からぜひ訪れてみたいと思っていました。
30年以上前、フェリーで仙台に渡り、名古屋までバイクでツーリングをした際にも立ち寄るつもりでしたが、秋保から立石寺へ抜ける二口林道が通行止めとなっており、断念したという経緯があります。今回はその“リベンジ”も兼ねた、車中泊を楽しむドライブとなりました。
また、今回初めてトヨタが提供する無料のナビアプリ「moviLink」を使用しました。以前からスマホにインストールしていたものの、地図の表示に違和感があり使っていませんでした。ですが、「moviLink」には事前にコースを設定できる「おでかけプラン」機能があり、今回試しに使ってみたところ、ナビ機能も想像以上に使いやすく、今後はメインのナビアプリとして活用していく予定です。
高速道路を使わず、さらに山道を選んで走ったおかげで、ほとんど渋滞に巻き込まれることはありませんでした。
ただ、立ち寄った道の駅はどこも混雑しており、トイレ休憩すら諦めざるを得ないほどの人出でした。いつの間に、こんなにも道の駅が人気になったのでしょうか。
そして、車中泊をしている人も本当に多いです。朝になると、ゴミ箱からあふれ出たゴミを目にし、「これでは、車中泊禁止の道の駅が今後もっと増えるのでは」と少し不安になりました。ゴミはきちんと持ち帰りたいものです。




ゴールデンウィーク中の立石寺周辺は、駐車がかなり厳しいとネットに書かれていたため、山形駅に車を停め、JRで向かいました。
(ただ、私が訪れた3日午後の時点では、意外にも空きのある駐車場がいくつか見受けられました。)
とはいえ、想像をはるかに超える人出で、階段を上るのも一苦労でした。そのため、芭蕉が詠んだ俳句のような静けさや風情はまったく感じられず、やはり平日、初夏のひっそりとした立石寺を改めて訪れたいと思いました。


3日の宿は、長井市の「道の駅 川のみなと長井」。途中のスーパーで食料を買い、お風呂は「卯の花温泉 はぎ乃湯」でお世話になりました。


4日。道路標識を見て、ふと思い立ち、米沢市にある「上杉神社」へ向かいました。
上杉神社は、戦国最強の武将・上杉謙信を祭神とするパワースポットで、米沢城本丸跡に建立されています。
私が到着したのは朝8時頃で、人はまだまばらでしたが、帰る頃には多くの出店が開店準備を始めており、徐々に賑わいを見せていました。
ちなみに、ここは伊達政宗の出生地でもあるようですが、米沢といえばやはり「上杉」の印象が強く、伊達は少し“よそ者”のような存在に感じられました。

喜多方を通過するからには、やはりラーメンを食べないわけにはいきません。
市役所の駐車場が無料と聞き、まずはそこを目指しましたが、すでに満車状態。有料駐車場に車を停め、街を散策しながらラーメン屋を探しました。
とはいえ、行列に並んでまで食べるつもりはなかったので、営業中で空いている店を探して歩いていると、パン屋も併設されたラーメン店を発見。ネットでの評価が5点満点中4点とまずまずだったので、入ってみました。
店内にいたのは私ひとり…と少し不安になりましたが、ラーメンはしっかり美味しくて一安心。
それ以上に感動したのは、ついでに買ったチョコパン(100円)。これが想像以上に美味しかったです。



4日の宿泊地は、新潟県湯沢町にある「道の駅 みつまた」(苗場スキー場の少し北に位置します)でした。
お風呂は、その道中にあるJR只見線・入広瀬駅近くの「寿和温泉(すわおんせん)」に立ち寄りました。地元の方が多く利用されているようで、こぢんまりとした施設ながら内風呂と露天風呂があり、こうしたのんびりした雰囲気の温泉が私は好きです。
ただ、道の駅に到着してみると、なんと敷地内に「三俣共同浴場 街道の湯」という温泉施設が併設されていました。
この道の駅は標高600mほどとのことですが、持っていた服をすべて着込み、夏用のシュラフを使っても耐えがたいほどの寒さでした。ちなみに、翌朝見かけた道路脇の温度計は「0℃」を示していました。

苗場スキー場。私のイメージでは「ユーミンと日本一有名なスキー場」です。

最終日となった5日は、ほとんど運転ばかりの一日でした。唯一立ち寄ったのは、長野市にある「川中島古戦場跡」。しかし、そこには有名な銅像があるだけで、見どころはほとんどなく、やや物足りない印象でした。

1日目の行程

2日目の行程

3日目の行程
3 件のコメント:
いやぁ走りましたねぇ!読みはじめて寒くなかったのかなと思いましたがやはりでしたか
1日目中津川まで利用は納得ですが松本市内は混まなかったですか?
帰宅して爆睡していたはずと気づき今更ながら申し訳なく思いました
ranranさん、コメントありがとうございます。
行きの松本は、深夜といえどもまあまあ混んでました。
帰りは松本の混雑を予想して、遠回りして帰りました。
さすがに、主にハンドルを握る右腕が痛くなりました。
お手本のような旅ですね。
兎に角元気な初日に走り切るのが大事ですかw
刺激になりました。
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