
前回の製作で、ひとまずの完成をみた「収納付きベンチ兼テーブル兼ベッド」。多機能を一体化させた自作家具としては満足のいく仕上がりでしたが、実際に使ってみると、いくつか気になる点も出てきました。今回はその中から、設置時の「ズレ防止」と「違和感の正体」への対策を行ったので、その改良の様子を記録しておきます。
まずはズレ防止対策について。
設置後にちょっとした振動や動作で、天板や本体がわずかにズレてしまうのが気になっていました。そんな折、DIY経験の豊富な友人から「ダボ継ぎを使ってみてはどうか」と助言を受け、さっそく導入してみることに。なんと、その友人からは親切にもノックピンまで譲ってもらいました。
作業としては、本体側と床面側それぞれに8mm径の穴を開け、取り外し可能なダボ継ぎを施しました。穴の深さは、本体側が26mm、床面側は12mm厚のコンパネなので余裕を見て7mm。もちろん、実測に基づいたつもりではありますが、DIYあるあるで「一応そのつもりで…」という程度の誤差は許容範囲(笑)。
本体側に取り付けたピンは、強度と安定性を考えて木工用ボンドでしっかり接着固定しました。床面側の穴は貫通させず、あえて底を残しましたが、使い勝手を考えるといっそ貫通穴にして掃除しやすくしてもよかったかもしれません。今後の改良ポイントとしてメモしておきます。
そして、もう一つの課題が「設置後に感じる違和感」について。
前回の完成時点では構造的にも安定しており、見た目にもそこそこ満足していたのですが、いざ部屋に設置して座ってみると、なんとなく落ち着かない。違和感の正体を考えた末に思い至ったのが、「もしかして、全体的に高すぎるのでは?」という仮説でした。
そこで今回は、思い切って本体枠の構造を見直し、これまでの3段構成から2段に変更。結果として、高さはおよそ90mm低くなりました。この変更により、座ったときの安定感が増し、視界や目線の高さとのバランスもよくなって、あのモヤっとした違和感がかなり解消されました。見た目のボリューム感も抑えられて、部屋全体が少し広く感じられるようになったのも予想外のメリットでした。
こうして、自作家具というものは一度作って終わりではなく、実際に使いながら手を加えていくことで、自分にとって本当に使いやすい形になっていくのだと、改めて実感しています。今回の改良は、見た目には小さな変化かもしれませんが、使い心地という点では大きな進歩。これからも「使いながら育てる家具」として、さらに手を入れていければと思っています。


1750mmの長さのベッドとなりますが、168㎝の私の身長だとギリギリです。助手席を最大限前にして”なにか”する必要があるかもしれません。

収納付きベンチ兼テーブル兼ベッドのズレを確認するため30Kmほど走行しましたが、多少のガタつきはありましたが問題なさそうです。とは言え、やはり床側の穴の深さには一抹の不安があります。
Special thanks to エリオットさん
収納付きベンチ兼テーブル廉ベッドの作成(1)
収納付きベンチ兼テーブル廉ベッドの作成(2)
収納付きベンチ兼テーブル廉ベッドの作成(3)
収納付きベンチ兼テーブル廉ベッドの作成(4)
2 件のコメント:
収納庫感が強かったですかね
収納力落ちても 低い方が安眠できそうですね
最終回って事は いよいよ実践段階っすね!
ranranさん、コメントありがとうございます。
圧迫感だったのかもです。
実際のところ、「実践」の予定はありません。
強いて言えば、今年は4月にF1がありますが、土曜から日曜にかけて「実践」しようかなと思ってます。その前に道の駅なんかで試験をしてもいいですね。
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