私的評価
YouTubeドラマ『おやじキャンプ飯~京都編~』を観ました。全6話、Amazonプライムビデオでの鑑賞です。
Amazonプライムビデオで題に釣られて観始めましたが、これがクセになりました。淡々と話が進む30分足らずのドラマですが、とても心地良さがありました。焚火の音に川のせせらぎ、そして雨音など、映像だけでなく音によっても心が落ち着きます。
最初はこの主人公がどうしてキャンプ場で暮らしているのか、それがこの京都編が終わっても分からないままで次回以降に期待していたら、もうすでに和歌山編に滋賀編まで作成されていました。
YouTubeドラマなるものがあるなんて知りませんでしたが、広告があるとは言えこのドラマが無料で観られるのは嬉しい限りです。そしてこれを観た誰もが、中華鍋が欲しくなること間違いなしです。
★★★★☆
作品概要
監督は馬杉雅喜。脚本は馬杉雅喜、三井玲衣、江藤直樹。
制作は「おやじキャンプ飯」製作委員会、株式会社シネマズギックス。
主演は近藤芳正、その他出演者には長沢裕ほか。
2020年10月にYouTubeで公開されたこの京都編は、公開1か月で100万再生を突破しました。2021年12月には和歌山編、2023年12月には滋賀編が公開されました。
作品の紹介・あらすじ
解説・あらすじ
キャンプ場のすみっこでソロキャンプ生活を続ける男、坂本明夫(60才)は元中華の料理人。無愛想で世間から距離を置く彼の元には時々、個性的な来訪者が現れる。
YouTube
感想・その他
主演の近藤芳正さんについて。いぶし銀の名バイプレイヤーとして、テレビドラマや映画でよく見かける俳優さんです。最近ではNHKの朝ドラ『ブギウギ』にも出演していて、「あ、また出てるな」と思うことが多いのですが、恥ずかしながら、これまであまり詳しいプロフィールまでは知りませんでした。
ということで、ちょっと調べてみたところ――
近藤さんは1961年生まれで、私より3歳年上の62歳(2023年12月現在)。そしてなんと、私と同じ愛知県名古屋市のご出身とのこと。
なるほど、そういえば『おやじキャンプ飯』の劇中、近藤さん演じる主人公の車の中に、さりげなく中日ドラゴンズのTシャツが掛かっていたシーンがあって、「あれ?もしかして…」と気になっていたのですが、納得の小ネタでした。地元民にしか分からない演出、こういうのが妙に嬉しいんですよね。
さらに驚いたのは、近藤さんが15歳のときにNHK名古屋放送局制作のドラマ『中学生日記』に主演級で出演していたという事実。
私自身、中学生の頃はこの番組を毎週楽しみに観ていて、身近に感じるストーリーに感情移入していました。しかも高校に進学したとき、実際にこのドラマに本名で出演していたK君が同じ学年にいて、「おぉ、本物だ…!」とひそかに感動していた記憶があります。そんな番組に近藤さんも出ていたなんて、なんだか一気に距離が縮まったような気持ちになりました。
その後は舞台や映像を中心に俳優としてキャリアを重ね、今や誰もが顔を知る名脇役に。出演作を調べてみると、本当に数が多くてびっくりしました。「あれにも出てたの!?」という作品ばかりで、知らず知らずのうちに近藤さんの芝居をずっと観てきたんだなと実感しました。
同郷ということもあって、近藤芳正さんには自然と親近感が湧きます。しかも気取らない雰囲気と、どこか温かみのある佇まいがとても魅力的で、『おやじキャンプ飯』のような静かで味わい深いドラマにはぴったりの存在感でした。
ただひとつ、ちょっぴりショックだったのが…近藤さんの身長。勝手に「たぶん自分より低いだろうな」と思っていたら、なんと私より3センチも高かったんです。
まあ、そのくらいは誤差の範囲かもしれませんが、なんとなく「同じくらいかな」と思い込んでいただけに、地味にダメージを受けました(笑)。
でもまあ、それを含めてもますますファンになってしまいました。今後も出演作を意識して追いかけてみたくなる俳優さんです。
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