11月最初の日曜日。暦の上ではすでに晩秋だというのに、この日はまるで季節が逆戻りしたかのような陽気で、空は青く澄みわたり、日差しもどこか夏を思わせるほど強く感じられました。いわゆる小春日和というには、やや暑すぎるくらいの気候でしたが、そんな好天に背中を押されるようにして、久しぶりに自転車を引っ張り出しました。
実はその前日の土曜日、久々に旧友と再会して酒を酌み交わし、気付けば深酒に。体は重く、胃も少しもたれ気味――そんな状態だったこともあり、この日のライドには「ちょっとした罪滅ぼし」の意味も込めていました。単なる運動不足解消というよりも、少しでも身体をスッキリさせたかったのです。
自転車で走った距離はおよそ30キロ。決して長距離ではないものの、心地よい風を切りながらペダルを漕ぐうちに、だんだんと身体が軽くなっていくのを感じました。額にはうっすらと汗がにじみ、飲み過ぎたアルコールも、まるで汗とともに流れ出ていくような感覚でした。終わるころには、体も頭もすっかりリフレッシュ。いい運動になっただけでなく、気持ちまで晴れやかになるような、そんな一日でした。
いつもの場所にて10分ほど休憩していましたが、出発する時に初めて居ることに気づいた猫ちゃん。眠そうな感じでウトウトしていました。
この場所の南側では、現在、大きな建物の建設工事が進んでいます。どうやら、2022年10月に完成予定の「ポートメッセなごや新第一展示館」のようです。老朽化した第一展示館(いわゆるドーム展示館)の建て替えとのことです。
「名古屋市国際展示場(第一展示館)」といえば、私にとっては、小学生の頃に学校行事で訪れた「中華人民共和国展覧会」の思い出がよみがえります。この展覧会は、日中国交正常化5周年を記念して、昭和52年(1977年)5月3日から22日までの20日間、名古屋市国際展示場で開催されました。
調べて分かったのですが、昭和52年と言えば、私は13歳。ということは、小学校ではなく、中学生のときに行ったのかもしれません。
会場では、籐(とう)か何かで編まれた手提げカバンを母に買ったのですが、結局そのカバンを使っている姿を一度も見た記憶がありません。きっと気に入らなかったのでしょうね……(泣)。
2 件のコメント:
母上はお元気でみえますか。
あっちの方は小康状態でしょうか…。
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