イーサン・ホーク主演、映画『リミット・オブ・アサシン』のあらすじ・感想な ど

私的評価

映画『リミット・オブ・アサシン』を観ました。
Amazonプライムビデオでの鑑賞です。

「『ジョン・ウィック』製作陣 × イーサン・ホーク主演」と聞いていたため、『ジョン・ウィック』シリーズのファンとしては大いに期待して観始めました。しかし、観終わってみると、これといった特筆すべき点が少なく、正直なところ印象に残りにくい映画でした。実際、観てから少し時間が経った現在この記事を書いていますが、ストーリーの細かい部分はほとんど忘れてしまっているほどです。

とはいえ、映画全体はテンポよく進み、最初から最後まで飽きずに観ることはできました。アクションの質や緊張感では『ジョン・ウィック』には遠く及びませんが、アサシンものとしての基本的な楽しさはしっかりと備えています。

そして、イーサン・ホークの演技にも注目しました。これまで彼の出演作をいくつか観ていますが、今回初めて「格好いい」と思わせてくれる役どころでした。冷静かつ巧妙に任務を遂行する彼の姿は、これまでとは一味違う魅力が感じられ、映画の小さな見どころになっています。

総じて、『リミット・オブ・アサシン』は、『ジョン・ウィック』ほどの派手さや印象深さはありませんが、イーサン・ホークの新しい魅力を楽しめる作品として、アクション映画好きには一見の価値がある映画です。

★★★☆☆

作品概要

監督はブライアン・スムルツ。
脚本はロン・ミタ、ジム・マクレイン、ザック・ディーン。
製作はベイジル・イヴァニク、グレゴリー・ウェノン、マーク・ギャオ。
主演はイーサン・ホーク、その他出演者にポール・アンダーソン、シュイ・チン、リーアム・カニンガムほか。

2017年制作のアメリカと中国の合作映画です。イーサン・ホークが主演し、24時間というタイムリミットの中で復讐のため戦う暗殺者を演じたSFアクションスリラー映画です。

作品の紹介・あらすじ

解説
『ビフォア』シリーズや『6才のボクが、大人になるまで。』などのイーサン・ホーク主演のアクション。組織に殺され復活した殺し屋が、壮絶なリベンジを仕掛ける。メガホンを取るのは、スタントとして数々の作品に携ってきたブライアン・スムルツ。『ブレードランナー』などのルトガー・ハウアー、『LOOPER/ルーパー』などのシュイ・チン、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズなどのリーアム・カニンガムらが共演する。

あらすじ
すご腕の殺し屋トラヴィス(イーサン・ホーク)は、組織の裏切りに遭い家族を殺され、自身の命も奪われてしまった。しかし彼は、24時間という時間制限のもとでよみがえる。怒りに燃える彼は組織に復讐することを決意し、殺し屋として培ってきたスキルを駆使して戦いに挑む。

シネマトゥデイ

感想・その他

このアイキャッチ画像のイーサン・ホークの髭顔、どうですか?
個人的には「すごくイカしてる!」と素直に思います。あの無造作でいながら品のある髭面、年齢を重ねた男の渋さと色気が絶妙に滲み出ていて、まさに“理想の中年”という感じです。こういう顔を見ると、「髭ってやっぱりいいよなあ」と思わずにはいられません。

実は私も、コロナ禍のマスク生活の中で、こっそりと髭を生やしていました。どうせ顔の半分は隠れているし、毎朝の髭剃りもサボれるし…という軽い気持ちからでしたが、次第に「なんかこれもアリかも?」と、自分の中で“髭ある生活”が定着していきました。

周囲の反応もさまざまで、「似合ってるじゃん」と言ってくれる人もいれば、「ちょっと小汚くない?」と眉をひそめる人も。まあ、それはそれで想定内でした。自分でも写真を撮って冷静に見返してみたのですが…やっぱりイーサン・ホークのような渋さや洗練さには程遠い。どう見ても、“ただの手入れを怠った中年男性”の域を出ていませんでした。薄々感づいてはいましたが、現実を突きつけられると、まあまあ堪えます。

そんなこんなで、今年の初めに思い切って髭を全剃りしました。2年近く顔に寄り添ってきた髭がなくなると、鏡の中の自分の顔がやけに間延びして見えるようで、なんとも心許ない気分になります。久々に剃刀をあてた肌は敏感になっていて、ヒリヒリと赤くなり、「ああ、これ毎日やってたんだっけ…」と遠い目になりました。

それでも数週間が経ち、ようやくツルツル顔にも慣れてきたと思った矢先、ふと昔の髭写真を見て「やっぱりこっちのほうがいいんじゃないか?」と思い始めるから不思議です。人間の記憶って、美化されがちなんですよね。

今は仕事もあるので、清潔感優先の“無精ひげ禁止モード”を貫いていますが、将来的に、たとえば会社を退職した後なんかには、またあの髭面生活に戻るかもしれません。むしろ、その日がちょっとした楽しみだったりします。

ただ一つだけ、はっきりしているのは――
どれだけ時間が経っても、どれだけ頑張っても、私はイーサン・ホークのような“絵になる髭顔”には、きっとなれないという事実。ええ、わかってますとも。でも、だからこそ惹かれるんですよね。髭というのは、きっと“顔の形”や“骨格”ではなく、“その人の生き様”がにじみ出るものなのかもしれません。だからこそ、あんなにイカして見えるのかも。…羨ましい限りです。

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