
知多四国の9日目に行ってきました。
6月20日(月)、サイクリングの翌日でしたが、この日はたまたま会社が休み。前日の疲れが多少残ってはいたものの、朝から天気も上々。空は澄み渡り、雲も少なく、梅雨の晴れ間とは思えないような清々しさ。「これは絶好の巡礼日和だ」と思い立ち出発することにしました。
今回のメインは、日間賀島と篠島。知多半島の沖に浮かぶこの2つの島には、それぞれ知多四国の札所が1つずつあります。島へのアクセスは船のみで、時間や天候の都合に左右されやすく、これまでなかなか訪れる機会がありませんでした。今回の晴天と休日の組み合わせは、まさに“巡礼チャンス”でした。
朝早くから名鉄とバス、そして師崎港からのフェリーを乗り継ぎ、まずは日間賀島へ上陸。目の前に広がる青い海、波の音、そして心地よい潮風。小さな島ならではの静けさが漂い、心も自然と落ち着いていきます。島の札所では、観光客の姿もまばらで、ゆったりとした気持ちで般若心経を唱えることができました。
続いて向かったのは篠島。こちらも日間賀島に劣らず穏やかで、のんびりとした時間が流れていました。しかし、この日から急に湿度が上がり、陽射しも強く、島を歩いているだけで汗がじわじわと滲んできます。寺の境内に立ち、合掌してお経を唱え始めると、額や背中から汗が噴き出すほど。まるで「祈りの汗」のようにも感じられ、これはこれで心に残る体験となりました。
島の2つの札所を無事に参拝したあとは、知多半島本土へ戻り、常滑市と知立市に残っていた4つの札所も一気に巡りました。道中は多少の渋滞もありましたが、スムーズに全行程をこなすことができ、今回だけで6か所をクリア。
気づけば、知多四国もついに残すところあと30寺となりました。
思えば、最初の1か所を訪れてから、季節は春から夏へと移り変わり、毎回の巡礼がちょっとした小旅行のような楽しみとなっています。各寺院での祈りや風景、道中の出会いや気づき――そうした一つひとつが、静かに積み重なっていくような感覚があります。
このペースで行けば、今年中のコンプリートも現実的な目標になってきました。
残る30の札所も、心静かに、そして丁寧に巡っていきたいと思います。
第1日目は2012年6月17日。1番から4番礼所まで。
第2日目は2014年1月4日。5番から9番礼所まで。
第3日目は2014年3月15日。10番から12番、54番、そして番外2か所に18番。
第4日目は2014年4月27日。13番から17番、20番、そして19番。
第5日目は2015年1月11日。21番から26番、そして番外の2か所。
第6日目は2015年9月21日。72番から81番、そして番外の1か所。
第7日目は2018年4月1日。82番から88番札所まで。
第8日目は2022年5月29日。58番から65番、そして番外1か所。
そして今回の第9日目は、37番から39番、66番から71番、そして番外1か所の計9か所です。

師崎(知多半島先端、自宅から約60Km)まではクルマで。8時に自宅を出発しましたが、10分ばかり走ったところでスマホを忘れたことに気付き…。10時過ぎに師崎に付き、25分師崎発の日間賀島行の高速船に。乗船券は、1500円の2島巡り用のものを買いました。

37番 魚養山大光院
ご住職が、篠島行きの船の時間を教えてくれます。
篠島行の早い船がある西港まで、1.5Kmほど歩きます(日間賀島には港が2つあります)。

見掛けた原付バイク乗りの島民の皆さま、ほとんどがノーヘルでした。

今から行く篠島だと思われます。

高速船で約10分で篠島へ。


39番 金剛山医徳院
本堂は、島内最古の木造建築物とのこと。


番外 寂静山西方寺
納経所が無人だったので、自分で朱印しました。

38番 龍門山正法禅寺

師崎に向かう高速船の乗車率は100%。月曜日だと言うのに、どうしてこんなにも人(観光客)が居るのか…。
師崎から常滑市の大野町へ。事前に調べておいた公園の駐車場にクルマを停め、約6.5Kmの歩き遍路です。

66番 八景山中之坊寺
ここも自分で朱印しました。

こんな道を歩いて…。

71番 金照山大智院
ここは「めがね弘法」とも言われています。
別棟の納経所がありました。今までのところ唯一でしょうか。

大智院の傍にある、八百比丘御手植の大樟。樹齢1300年とのこと。

午後からはこんな空模様でした。

70番 摩尼山地蔵寺

69番 宝苑山慈光寺
納経所でいろいろと慈光寺について、教えていただきました。
写真を撮るのを忘れましたが、大師堂の前には真ん中に穴の開いた「願い石」があり、そこから大師堂を除くと大師さまが見られます。その時、願い事をすると叶うんだそうです。

68番 竜王山宝蔵寺

67番 松尾山三光院



家に着いたのが午後5時半ごろでした。
2 件のコメント:
日間賀島は知立のディーラーの友達が楽しかったって言ってました。車は置いて行った方が良さそうですね。
先日、キャンプにiPhone忘れて呆然でした(^^;)
By barbie
barbieさん、コメントありがとうございます。
日間賀島の海岸線沿いは、おしゃれなお店が立ち並んでいました。でも一歩内側に入ると、昔のままと思われる島内の姿が見られます。カーフェリーもありますが、海岸線一周でも確か5Kmほどなので、車は必要ないですね。
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