ジェイソン・ステイサム主演、映画『バトルフロント』のあらすじ・感想など

2022年1月6日木曜日

ジェイソン・ステイサム 映画 映画(洋画)

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私的評価

映画『バトルフロント』を観ました。
Amazonプライムビデオでの鑑賞です。

せっかくのステイサムの見せ場である終盤のアクションシーンが、舞台が夜の屋外ということもあり、全体的に暗くて非常に見づらかったのが残念でした。せっかく鍛え抜かれた肉体や、スピード感ある動き、格闘のキレが持ち味のステイサムなのに、肝心のバトルが暗闇の中に埋もれてしまい、どんなアクションが繰り広げられていたのか、はっきり視認できない場面が多かったんです。これは観ていてかなりストレスでした。もっと明るい場所や、照明効果を工夫して、彼の身体能力や表情がしっかり伝わる演出にしてほしかったと思います。言ってみれば、この映画の一番のクライマックスがぼやけてしまい、盛り上がるはずのシーンが台無しになったような気がしました。

ストーリーとしても、最後に対峙するべき“ラスボス”が、ただの街のチンピラや悪徳業者のような存在で、少々スケール感に欠ける印象でした。ステイサムのようなタフで無敵感のある主人公が戦うには、ちょっと相手が軽すぎるというか、どうしても緊張感が薄れてしまいます。物語全体としては、それなりに丁寧に構成されていたと思うのですが、最後に向かっての盛り上がりやカタルシスに欠けていた点は否めません。「この敵を倒すために、ここまでの物語があったのか」と思ってしまうと、どうしても肩透かしを食らったような気持ちになります。せっかく俳優陣や設定に魅力があっただけに、もうひとひねり欲しかった、というのが正直な感想です。

★★★☆☆

作品概要

監督はゲイリー・フレダー。
原作はチャック・ローガンの『Homefront』。
脚本はシルヴェスター・スタローン。
製作はケヴィン・キング=テンプルトン、シルヴェスター・スタローン、ジョン・トンプソン。
主演はジェイソン・ステイサム、その他出演者にジェームズ・フランコ、ウィノナ・ライダー、ケイト・ボスワース、レイチェル・レフィブレ、クランシー・ブラウンほか。

2013年にアメリカで公開されたアクションスリラー映画です。チャック・ローガンの犯罪小説『Homefront』を原作に、 脚本をシルヴェスター・スタローン、主演をジェイソン・ステイサム、監督をゲイリー・フレダーが務めました。

作品の紹介・あらすじ

解説
シルヴェスター・スタローンが製作と脚本を手掛けたアクションサスペンス。この世を去った妻の故郷で一人娘と静かに暮らしていこうと決意した麻薬潜入捜査官だった男が、自分たちを執拗(しつよう)につけ狙う麻薬密売人を相手に壮絶な戦いを挑んでいく。主演に数多くのアクション作を誇るジェイソン・ステイサム、彼と対峙(たいじ)する密売人に『127時間』などのジェームズ・フランコ。その脇をウィノナ・ライダーやケイト・ボスワースら実力派女優が固める。ジェイソンの渾身(こんしん)のアクションに加え、意外にもハマっている良き父親ぶりもクール。

あらすじ
まな娘マディ(イザベラ・ヴィドヴィッチ)のためにも、犯罪や暴力とは無縁の生活を送ろうと決意した元麻薬潜入捜査官フィル(ジェイソン・ステイサム)。亡くなった妻の故郷である田舎町に移り住んだ彼らだったが、町を支配する麻薬密売人ゲイター(ジェームズ・フランコ)が近づく。あるたくらみを実現させるために二人を利用しようと、ずる賢い手段を次々と繰り出していくゲイター。マディの身に危険が迫ったことで怒りを抑え切れなくなったフィルは、単身でゲイターと仲間たちを倒そうとする。

シネマトゥデイ

感想・その他

この映画の脚本はあのシルベスター・スタローンです。



「スタローンは脚本も手掛けているんだ!」とビックリしましたが、調べてみると、彼はすでに出世作である『ロッキー』の時点で脚本を担当していたようです。俳優としての印象が強かったので、まさかそんなに早くから脚本家としての才能も発揮していたとは全く知りませんでした。しかも『ロッキー』では、アカデミー賞の脚本賞にもノミネートされていたんですね。やはり多才な人は、どの分野でも一定以上の結果を残すものだと感心させられます。

今回観た映画も、スタローン自身が主演することを前提に脚本を執筆したそうですが、最終的には『エクスペンダブルズ』シリーズで共演経験のあるジェイソン・ステイサムに主演を打診したとのこと。スタローンがステイサムの演技力やアクションセンスを高く評価していたことがよく分かります。物語の中で、主人公は小さな娘を守る父親という設定でしたが、確かにステイサムの演じ方には、ハードなアクションの中にもどこか柔らかさや父親らしい愛情がにじんでいて、非常にしっくりきていました。結果的にキャスティングとしては正解だったと思います。



また、主人公の娘の学校の先生役で登場していた女優、レイチェル・レフィブレの顔に、どこか見覚えがありながらも、映画を観ている間はなかなか思い出せませんでした。何となく気になって後で調べたところ、海外ドラマ『アンダー・ザ・ドーム』に出演していたと知って、ようやく腑に落ちました。この女優さん、凛とした雰囲気と優しげな眼差しが魅力的で、個人的にとても好きな顔立ちなんですよね。映画でもその存在感はしっかり発揮されていて、脇役ながらも物語に彩りを添えていました。



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1964年生まれ。糖尿病を患ってから、自転車と歩くことを趣味にしています。毎日クスリ飲んでます。

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