私的評価
映画『ワイルドカード』を観ました。Amazonプライムビデオでの鑑賞です。
これは本当に面白かった!何よりもジェイソン・ステイサムの持ち味であるアクションシーンが存分に堪能できる作品でした。ストーリー自体は特に複雑なものではなく、よくある勧善懲悪の展開といった感じですが、それでも十分に楽しめる内容です。
特に印象に残ったのは、ステイサム演じる主人公が繰り広げる格闘戦の数々。映画の中でおよそ三回ほど見せ場となる戦闘シーンがあり、そのどれもが迫力満点で見応えがありました。中でも、最後のクライマックスで繰り広げられた「1人対6人」(確かそんな人数だったと思いますが)の壮絶な対決は圧巻で、何度も巻き戻して見返してしまいました。 そのスピード感と力強さ、そしてステイサムならではの無骨な動きが融合し、画面に釘付けになりました。
ストーリーに深みを求める方には物足りないかもしれませんが、純粋にアクションを楽しみたい方にはうってつけの一本です。アクションファンなら絶対に満足できる、そんな映画でした。
★★★★★
作品概要
監督はサイモン・ウェスト。原作はウィリアム・ゴールドマンの『Heat』。
脚本はウィリアム・ゴールドマン。
製作はスティーヴ・チャスマン。
主演はジェイソン・ステイサム、その他出演者にマイケル・アンガラノ、マイロ・ヴィンティミリア、ドミニク・ガルシア=ロリド、スタンリー・トゥッチほか。
2015年にアメリカで製作されたクライムスリラー映画です。ウィリアム・ゴールドマンの小説『Heat』の映画化で、1986年にアメリカで製作された映画『ビッグ・ヒート』のリメイク映画です。アクション監督を務めたのは映画『トランスポーター』などのコリー・ユンです。
作品の紹介・あらすじ
解説
『トランスポーター』シリーズなどで人気のジェイソン・ステイサム主演のクライムアクション。『明日に向って撃て!』『大統領の陰謀』で2度のアカデミー賞を受賞した脚本家ウィリアム・ゴールドマンが自身の原作の脚本を手掛け、元軍人のすご腕用心棒とラスベガスを牛耳るマフィアとの死闘を描く。監督は、『メカニック』『エクスペンダブルズ2』でジェイソンとタッグを組んだサイモン・ウェスト、アクション監督を『レッドクリフ』シリーズなどのコリー・ユンが務める。
あらすじ
以前は優秀な兵士で、現在はラスベガスの裏社会で用心棒をしているニック(ジェイソン・ステイサム)。ある日、誰かにひどい暴行を受け重傷を負った元恋人から犯人捜しと復讐(ふくしゅう)を依頼される。瞬く間にそれを成し遂げたニックだが、犯人の背後には権力を駆使しラスベガスを支配する凶悪マフィアが控えていて……。
シネマトゥデイ
感想・その他
ニック(ジェイソン・ステイサム)に復讐を依頼する女友達の役を演じているのは、ドミニク・ガルシア=ロリドという女優です。「ガルシア」という姓にピンときた方もいるかもしれませんが、彼女はなんと、俳優アンディ・ガルシアの実の娘だそうです。年齢を調べてみると38歳とのことで、最初は「奥さんか何かか?」と勘違いしてしまいました。しかし、アンディ・ガルシアは1956年生まれで現在は65歳。つまり、27歳のときに生まれた子どもということで、まったく不思議ではありませんでした。
映画を観ている時は、まさかあのアンディ・ガルシアの娘だとは思わなかったので、あとから知ってちょっとした驚きでした。演技にもどこか父親譲りの芯の強さが感じられ、今後の活躍が楽しみな女優のひとりです。

ニックと親しい間柄のカジノの支配人(?)役を演じているのは、スタンリー・トゥッチです。正直に言うと、名前だけではピンと来なかったのですが、調べてみて驚きました。 この方、『ER緊急救命室』でモレッティという名前の医師を数話にわたって演じていたんですね。
『ER』は大好きなドラマで、何度も繰り返し観ているのですが、モレッティと言えば、真っ先に思い出すのはあの禿げ頭。それが、この映画ではしっかり髪がある状態で登場していて、「どこかで見た顔だけど…誰だったっけ?」と最後まで気づかずに観てしまいました。なるほど、髪の有無で印象はずいぶん変わるものですね。

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