
『にっぽん縦断 こころ旅』を観ていて
BSプレミアムの『にっぽん縦断 こころ旅』を観ていたところ、高知県須崎市にあるJR四国・土讃線の安和(あわ)駅を訪れる回がありました。その回では、35年前に女子高生だった方(確か18歳だったそうです)からの手紙が紹介され、思い出の地である安和駅に行ってほしいという依頼が寄せられていました。学校の帰りに友達と安和駅でおしゃべりをしていたとき、大きなカメラを持った男性に「写真を撮らせてほしい」と声をかけられたそうです。一緒にいた友達と気軽に応じたところ、その写真が当時国鉄が展開していたキャンペーン「ディスカバー・ジャパン」のポスターに使われた、というエピソードでした。
NHK『にっぽん縦断 こころ旅』とは
BSプレミアムの『にっぽん縦断 こころ旅』は、なんだかんだ言っても観ています。最近は走行距離が10Km程度と、「歩いた方がいいんじゃないかな」と思うような距離ばかり。でも、火野正平さんが68歳だということを考えたら、そんなものかもしれませんね。この番組は、土日の再放送を録画してまとめて観ています。俳優・火野正平さんが相棒・チャリオ(自転車)に乗って日本全国を走ります!
その日の旅の目的地を決めるのは、みなさんから寄せられたお手紙。「人生を変えた忘れられない風景」「大切な人との出会いの場所」「こころに刻まれた音や香りの情景」「ずっと残したいふるさとの景色」など、お手紙に書かれたエピソードをもとに、ひとりひとりの心に大切にしまってある「こころの風景」を訪ねます。
NHK にっぽん縦断 こころ旅
私の思い出の地としての安和海岸
その女子高生がポスターになった35年前の前年、私(当時高校2年生)は友人と一緒に周遊券を使い、夏休みに一週間ほど四国を旅しました。宿泊したのは道後温泉と鳴門だけで、それ以外の夜はすべて夜行列車の中で過ごしました。当時はまだ夜行列車が走っていたんです。
その旅の途中、ふらりと立ち寄って海水浴をしたのが、安和の海岸でした。
ただ、今回放送で見た安和駅と海岸の風景は、私の記憶にあるイメージとは少し違っていて、「安和」というのは記憶違いだったのかとも考えました。 それでもやはり、あのとき私たちが海水浴をしたのは間違いなく安和だったと思うのです。
夏休み中とはいえ平日だったからか、海岸にはほとんど人がおらず、静かで寂しい雰囲気だったのを覚えています。
友人が撮ってくれた、カールアイパー頭に海パン姿の私の写真があるはずなのですが、10代後半から20代にかけて撮った写真が一式行方不明になっており、ここに載せられないのが残念です。
ちなみに、石川ひとみさんの『まちぶせ』を聞くと、この旅のことを思い出します。
そして、あの旅をともにした親友も、亡くなってからまもなく3年になります。
2022/8/3追記
ごっそりと行方不明になっていた写真が出てきました。そして、この時の旅日記も。間違いなく高校2年生の私が書いたものです。そこには「安和の海岸で…」と書いてありました。
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