私的評価
映画『MEG ザ・モンスター』を観ました。Amazonプライムビデオでの鑑賞です。
なぜかジェイソン・ステイサム作品が好きな私なので、ちょっとB級臭さを感じたこの映画も観ることにしました。まあ、それなりに楽しめて観られましたが、思わずにはいられなかったのが「ジェイソン、どうしてこのオファーを受けたの」でした。ジェイソン・ステイサムの無駄遣いとは言いませんが、ジェイソンは人間相手に闘ってこそジェイソン・ステイサムで、巨大サメと闘うならジェイソンでなくてもいいんです。しかし、さすがは元飛込競技選手のジェイソン。この映画で海に飛び込むシーンがあるのですが、美しいフォームでとても様になっていました。
中国との合作なので仕方ないですが、なぜか格好悪く感じてしまうチャイナ臭がプンプンしていて興覚めも甚だしい限りでした。
★★★☆☆
作品概要
監督はジョン・タートルトーブ。原作はスティーヴ・オルテンの『Meg: A Novel of Deep Terror』。
脚本はディーン・ジョーガリス、ジョン・ホーバー、エリック・ホーバー。
製作はロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、コリン・ウィルソン、ベル・エイブリー。
主演はジェイソン・ステイサム、その他出演者にリー・ビンビン、レイン・ウィルソン、ルビー・ローズ、ウィンストン・チャオ、クリフ・カーティスほか。
2018年制作のアメリカ・中国合作の海洋パニックアクション映画です。200万年前に絶滅したはずの巨大サメ(メガロドン)と、その巨大サメに因縁のあるレスキュー・ダイバー(主人公)との闘い。
作品の紹介・あらすじ
解説
絶滅した超巨大ザメがよみがえり、人々を恐怖に陥れる海洋パニックアクション。人類未踏の深海に挑む海洋探査チームが発見した全長23メートル、体重20トン、歯は25センチという巨体のサメに、ジェイソン・ステイサムふんする深海レスキューダイバーたちが立ち向かう。そのほか『僕は君のために蝶になる』などのリー・ビンビン、ドラマシリーズ「HEROES/ヒーローズ」などのマシ・オカらが共演。『ナショナル・トレジャー』シリーズなどのジョン・タートルトーブがメガホンを取った。
あらすじ
地球で最も深い海とされるマリアナ海溝以上の深海が発見され、探査チームが最新の潜水艇で調査に乗りだす。チームは世紀の発見に沸き立つが、突如巨大な何かの襲撃を受け、動けなくなってしまう。深海レスキューダイバーのジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)が助けに向かうと、200万年前に絶滅したはずの超巨大ザメ、メガロドンが出現する。
シネマトゥデイ
感想・その他
ヒロイン役を演じたのは、中国の女優リー・ビンビン。劇中では8歳の子どもを育てる母親という設定でしたが、その若々しい容姿とスラリとしたスタイルには、正直驚かされました。調べてみると、なんと御年50歳(2023年11月現在)。どう見ても40代前半、場合によっては30代後半といっても通じるほどの若さと美しさを保っており、その存在感は堂々たるものでした。しかしながら、私はふとした瞬間に“ある違和感”に気づいてしまいました。
それは、彼女がアップで映し出されたときのこと。頬や額の皮膚に、微かではありますが、不自然な張りや光沢を感じたのです。いわゆる「整った顔」とはまた違う、どこか表情筋の動きと皮膚のつっぱりが一致していないような印象。いわゆる整形や美容施術を受けた人特有の“張り”とでも言うべき質感でした。
もちろん、女優という職業柄、常に人前に出る仕事であり、美しさを保つことが要求される世界に生きている以上、若さを維持するために多少の医療的サポートを受けるのは、今や珍しいことではありません。むしろそれを保つ努力はプロ意識の一環でもあるのでしょう。50歳という年齢で、なおも第一線でヒロイン役を張れるというのは、それだけで賞賛に値することだと思います。
それでも、やはりカメラは正直です。遠目からは完璧に見える容姿も、近づくほどに年齢や人工的なケアの痕跡が見えてしまう。美しさとは何か、年齢とは何かという問いが、自然と頭に浮かびました。
とはいえ、リー・ビンビンの持つ品格や落ち着いた演技には年齢相応の説得力があり、若い女優には出せない深みがありました。
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