
私的評価
ヒストリーチャンネルで放送されたアメリカのリアリティ番組である『ALONE 〜孤独のサバイバー〜』シーズン3を観ました。Amazonプライムビデオでの視聴です。
題名に惹かれその内容文を読み、観始めたのがシーズン1でした。それから続けてシーズン2を観始めたのですが、途中でリタイアしました。すると最近になりシーズン3が観られるようになったようで、改めてこの「ALONEシリーズ」を観ることにしました。
サバイバル技術を会得した10人による、オール・オア・ナッシングの50万ドル争奪戦です。一番最後まで、その過酷な地に留まることができた人間が勝者となります。50万ドル(2022/10/4現在のレートなら7250万円)という優勝賞金も今までと同じでリアルな金額です(前回のシーズン1でのレートだと6250万円でしたが、円安が進行して1000万円多くなりました)。
さすがに第3回大会となると、出場者も前回(シージン2)、前々回(シーズン1)を死ぬほど観て対策を練っているようです。持ち物なんかも参考にしていることでしょう。今回は前2シーズンと違う場所なのでなんとも言えませんが、シーズン1の優勝者の日数より20日間ほど伸びています。
かなりの応募者があるこの番組ですが、その選ばれし10名のうちたった数日(1人はなんと3日)でリタイアしています。なんのために出場したのと、ちょっとした怒りさえ感じてしまいました。それにしても女性は強いです。
★★★★☆
作品概要
今までにないサバイバル番組で、10種類に制限された道具をバックパックに詰めて、50万ドルを勝ち取るために厳しい大自然の中へと、10人の参加者は足を踏み入れます。参加者にはカメラクルーもプロデューサーも一切同行せず、参加者自身がカメラを回します。食料確保から寝床の作成、カヌーや魚を捕まえるための篭(仕掛け)まで作成する参加者たち。栄養不足と極度の孤独感から不安定な心理状態に追い込まれる参加者たち。なんのためにここに居るのか自問する参加者たち。そんな彼らの体験の一部始終をドキュメントする番組です。作品の紹介・あらすじ
「Alone」は、 ヒストリーチャンネルで放送されたアメリカのリアリティ番組シリーズである。 シーズン1、シーズン2、シーズン4は、ブリティッシュコロンビア州のバンクーバー島北部で撮影され、シーズン3はアルゼンチンのパタゴニアのナウエルウアピ国立公園近くで撮影された。 シーズン5はモンゴル北部が舞台。 シーズン6とシーズン7は、カナダのノースウェスト準州のグレートスレーブ湖の岸で撮影された。 10人(シーズン4では7組のチーム)が、限られたサバイバル装備を駆使して、荒野で可能な限り生き延びるための日々の奮闘を自伝的に追っていく。 参加者は医療チェックを除き、お互いに、そして他のすべての人から隔離される。参加者はいつでもギブアップしたり、医療チェックで不合格になった場合に失格にされたりすることがある。 最も長く残った参加者(シーズン4ではチーム)は50万ドルの賞金を獲得となる。
同シリーズは2015年6月18日にプレミア放送された。シーズン1の終了を前にした8月19日、カナダのバンクーバー島で2015年秋に制作を開始する第2シーズンに向けてシリーズがリニューアルされたことが発表された。シーズン2は2016年4月21日に初放送。シーズン3は2016年第2四半期にアルゼンチンのパタゴニアで撮影され、12月8日に初放送された。シーズン3のプレミアの前日、ヒストリーチャンネルはシーズン4のキャスティングが始まったことを発表した。シーズン4はバンクーバー島北部を舞台に、チームの活発的な動きで2017年6月8日に初公開。シーズン5はモンゴル北部を舞台に、過去のシーズンの敗者が復活できることになった。2018年6月14日に初演。2019年6月から始まったシーズン6では、31歳から55歳までの10人の新出場者が登場した。舞台は北極圏のすぐ南に位置するカナダ北西部準州の湖となった。
Wikipedia
感想・その他
公式ホームページ第3シーズンの舞台は、南米大陸の最南端に位置するアルゼンチン・パタゴニア地方でした。
この地域は、雄大なアンデス山脈の麓に広がる複数の湖が点在する自然豊かなエリアで、その壮大な風景は視聴者を圧倒します。
気候は前シーズンのバンクーバー島とほぼ似通っているものの、決定的に異なるのは冬季に降る雪の多さ。パタゴニアでは、冬になると大雪が頻繁に降り積もり、氷点下の厳しい環境がより長く続くため、サバイバルの難易度は一層上がっています。

これまでの2シーズンが太平洋に面した湿潤な環境だったのに対し、第3シーズンの舞台は内陸部であるため、食料事情も大きく変わりました。
ここでは主に、カワマスやニジマスといった淡水魚、小鳥類、さらにはイノシシやピューマといった大型の野生動物が生息しています。
しかし、厳しい自然環境の中で生き延びるために利用できる食料は限られており、ほとんどの参加者が主に魚と野草に頼る生活を強いられました。
そのため、食料不足や栄養バランスの悪化は避けられず、今シーズンでは初めて、医学的な検査結果により強制リタイアせざるを得ない参加者が出る事態に。
体調不良が深刻化し、体重が通常の約3分の1も減ってしまった例もあり、これがサバイバルの過酷さを物語っています。
たとえ精神的に強靭な意志を持っていても、身体がついていかなければ生き延びることは難しいという現実が突きつけられた瞬間でした。
こうした極限状況の中での挑戦は、見ている側にとっては一種のドラマであると同時に、命を賭けた真剣勝負そのもの。
自然の厳しさと人間の限界が交錯するパタゴニアの大地は、まさに「究極のサバイバル」を体現するのにふさわしい舞台だったと言えるでしょう。
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