久しぶりに我が愛車・エブリイでドライブしてきました。行き先は、私のお気に入りのドライブルートである知多半島。夏の間は海水浴客や観光客で大混雑するエリアなので、わざわざ混雑に飛び込むような真似はしませんが、9月も中旬を過ぎると、徐々にいつもの落ち着いた知多半島の姿が戻ってきます。
道沿いには、まだ「シャワー1000円」の看板がチラホラと残っており、夏の名残を感じさせてくれました。暑かったあの夏が少しずつ遠ざかっていくような、そんな少し切ない気分になる風景です。
とはいえ、この日の名古屋の最高気温は35℃を超える猛暑日。カレンダー上では秋でも、体感的にはまだまだ夏の名残どころか真夏そのものです。それでもエブリイに乗っていると、どこか涼しさを感じる場面もありました。というのも、車内のエアコンはマニュアル式で、風量設定は最弱のまま。それでも十分に冷えていたのです。8月のあの暑さのピーク時には、最大風量でも汗が止まらなかったのに、季節が確実に一歩ずつ進んでいることを実感しました。
本音を言えば、できることならエアコンなしで走りたいのです。非力な軽バンエブリイにとって、エアコンは快適さと引き換えに走行性能を奪ってしまう存在。冷風と引き換えに、加速力がモッサリしてしまうあの感覚には毎回ため息が出ます。だからこそ、エアコンをオフにしても快適に走れる季節が待ち遠しいのです。


実はその前日、久々にキャリアを取り付けました。そして、以前使っていたルーフラックも装着。かつて愛用していたパーツを再登場させて、少しワクワクした気持ちで取り付け作業を終えたのですが、仕上がってみると何だか様子がおかしい……。ルーフに収まったラックが、妙に細い。想像していた「武骨な軽バンに無骨なラックがどん!」という印象とは程遠く、どこか頼りなくアンバランスな印象を与えるルーフまわりに、思わず首を傾げてしまいました。
「なぜこんなに幅が狭いのか?」と改めて考えてみると、記憶の底から答えが浮かび上がってきました。そう、これはデミオ(DW系)時代に使っていたルーフラック。当時はサイクルキャリアと併用するため、あえて車幅よりも狭めのラックを選んだのでした。用途に応じて選んだ正解だったはずが、車種が変われば印象も大きく変わってしまうのですね。
正直なところ、現時点でこのルーフラックを使って運ぶ予定の荷物は特にありません。取り付けたのも、実用性というよりは見た目のアクセントが欲しかったからです。いわゆる“カスタム”の一環。しかしその“見栄え”が微妙となると、本末転倒というか、悩ましい限りです。
しばらくこのスタイルで様子を見て、気になるようならいっそ買い替えか、思い切って取り外してしまうか……。こうして、エブリイとの付き合い方は日々変化し続けています。機能と見た目、その両立はなかなか難しいものです。でも、そうやってあれこれ試行錯誤しながら手を加えていくことも、クルマとの時間を楽しむ一つの醍醐味なのかもしれません。
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