吉岡秀隆主演、連続ドラマ『Dr.コトー診療所 2006』(再見)のあらすじ・感想 など

2022年9月22日木曜日

ドラマ 連続ドラマ(日本物)

t f B! P L

私的評価

連続ドラマ『Dr.コトー診療所 2006』を観ました。
レンタルDVDで視聴しました。

今年(2022年)12月に映画が公開されるそうなので、復讐がてらシーズン2である2006年度版のこのドラマを観てみました。私はこのドラマの雰囲気がとても好きなんです。穏やかさと激しさ、それぞれの登場人物の心内。そんなのが丁寧に表現されているドラマだと思うんです。
そして、毎話毎話が感動シーンの連続です。毎話、涙なしでは観られません。その感動の余韻に浸りながら聞く、中島みゆきさんのエンディング曲「銀の龍の背に乗って」もまた最高です。

★★★★☆

作品概要

原作は山田貴敏の同名コミック『Dr.コトー診療所』。
脚本は吉田紀子。
プロデューサーは中江功、増本淳、塚田洋子。
主演は吉岡秀隆、その他出演者には柴咲コウ、時任三郎、小林薫、筧利夫、泉谷しげるほか。

2006年10月から12月にかけてフジテレビ系で放映された、医療ヒューマンドラマです。2003年に放映された第一シリーズの続編となります。平均視聴率は22%で、最終回視聴率は25.9%を獲得しました。

作品の紹介・あらすじ

番組紹介
南海に浮かぶ小さな島、志木那島を舞台に、名優・吉岡秀隆演じる青年医師・コトーこと五島健助と島の人々とのふれあいや命の輝きを、離島医療の現状を織り込んで描いたヒューマンドラマ『Dr.コトー診療所』。2003年の連続ドラマ、2004年の2夜連続スペシャルを経て、いよいよこの10月に、連続ドラマ『Dr.コトー診療所2006』として帰ってきます。
コトー役の吉岡秀隆をはじめ、柴咲コウ、時任三郎、大塚寧々、泉谷しげる、筧利夫、小林薫というコトーをとりまく島民役の豪華キャスト陣もそろって出演します。実力派俳優たちの演技の掛け合いは見応え満点。また、新たな登場人物を演じる新キャストとして、蒼井優、堺雅人の出演も決まり、今作では一層濃密な人間ドラマが展開します。
撮影は6月から開始しており、テレビドラマとしては異例の、長期にわたる大規模な制作体制をとっています。『Dr.コトー』の重要な要素のひとつである、ロケ地、沖縄県与那国島の厳しくも美しい大自然の映像は、今回も作品に壮大なスケール感をもたらすことでしょう。

フジテレビ

あらすじ
本土から志木那島への船内で一人の女性が数人の男に絡まれ、仲裁に入った村長が突き飛ばされた衝撃で頭を強打。港で待機していたコトーらが診療所へ搬送する。介護士の資格取得のため上京した彩佳に代わり島の新たな看護師として赴任する予定の仲井ミナも成り行きから緊急手術に立ち会うが、初めて医療現場を直視したショックから気を失ってしまう。そんな折、彩佳が乳がんを患っていることが発覚。家族や島民に心配をかけまいと東京で独り手術を受けることを決意した彩佳であったが、主治医の鳴海から連絡を受けたコトーは電話で彩佳の本心を聞き、彩佳の手術のために東京へ赴く。自身の妻を執刀した過去を持つ鳴海より、身内同然の彩佳を執刀することへの覚悟を問われたコトーは一瞬動揺するが、手術は無事に成功。コトーは再び島の診療所でミナや和田らと共に、困難を乗り越え帰島する彩佳に思いを馳せては日々島民の治療に奮闘する。

第一話「二人の約束」
第二話「最後の言葉(「それぞれの門出」)」
第三話「秘密の贈り物(「忘れられた記念日」)」
第四話「父のあやまち」
第五話「荒海に漂う命」
第六話「息子への誓い(「帰るべき場所」)」
第七話「命の期限」
第八話「幸福への決断」
第九話「愛を乞う者」
第十話「失われた信頼(「切り裂かれた夢」)」
最終話「逃れられぬ、医師の宿命(「医師の宿命」)」

Wikipedia

感想・その他

離島の小さな診療所を舞台に、医師と島民たちとの心の交流を描いたこのドラマは、前作から続くシリーズの中でも、より人間ドラマの深みが増した作品だと感じます。特に今回は、新たな登場人物が物語にさらなる厚みを加えていました。その中でも印象的だったのが、DVの夫から逃れて島に辿り着き、診療所で働き始める看護師・星野ミナ役を演じた蒼井優さんです。

正直に言えば、当時このドラマで彼女を初めてしっかり認識したときの第一印象は、「なんだか地味な顔立ちの女優さんだなあ」というものでした。派手さや“いかにもな美人”とは少し違うタイプで、画面の中でも他の登場人物たちに比べて控えめな存在感でした。でも、それがかえってリアリティと説得力を持っていて、ミナという役柄にぴったりだったようにも思います。

物語が進むにつれて、そんな彼女の目線や表情、ちょっとした仕草から伝わってくる繊細な感情にハッとさせられる場面が何度もありました。特に、過去の痛みを抱えながらも、少しずつ島の人たちとの関係を築いていくミナの姿に、蒼井さんのもつ“にじみ出るような演技”が見事に重なっていた気がします。

今でこそ、実力派女優として映画や舞台で引っ張りだこの蒼井優さんですが、この『Dr.コトー』での彼女はまさに“まだ光を放ち始めたばかりの原石”といった印象。それでも、その奥に確かに存在する芯の強さや、言葉にしがたい透明感が、じわじわと観る者の心を掴んで離しません。

思えば、美人というのは見慣れてしまうと意外と印象が薄れていくものですが、蒼井優さんのように“噛めば噛むほど味が出る”タイプの女優さんというのは、年を重ねるごとにより輝きを増していくのかもしれません。見れば見るほど味わい深いというか、奥行きのある魅力。今ではすっかり「贔屓にしたくなる女優さん」になってしまいました。

そして——私が彼女を応援したくなる最大の理由は、あのお笑いの南海キャンディーズの山里亮太さんを人生のパートナーとして選んだということ。あの報道が出たとき、「えっ!? あの蒼井優が?」と誰もが驚き、そして同時に「なんだかいい話だなあ」と心が温かくなったものです。

今思えば、蒼井優さんのあの“見た目の派手さに惑わされない本質を見る力”が、演技にも私生活にも通じているのかもしれません。『Dr.コトー』のミナちゃんも、どこかそんな彼女自身の感性と重なるような役でした。

この先も、どんな役を演じていくのか楽しみですし、またこうして昔の作品を見返して、その成長の軌跡をたどっていくのも一つの楽しみ方だと思えました。



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1964年生まれ。糖尿病を患ってから、自転車と歩くことを趣味にしています。毎日クスリ飲んでます。

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