私的評価
映画『東京リベンジャーズ』を観ました。レンタルDVDでの鑑賞です。
原作の漫画とかは読んでいません。普通ならこのような映画は遠慮しがちな私でが、面白いと聞いて鑑賞しました。でも、確かに面白かったです。しかし映画の終盤では、続編があるのがありありと分かり、ちょっと興醒めでした。原作漫画ではこの先どうなるのか(そもそも原作と映画では全く違う?)分かりませんが、この映画はこの映画としてスッキリ終わらしてもらいたいですね。また、曰くあり気な何人かの出演者(間宮祥太朗さんとか)が、なにも回収されずに映画が終わってしまいました。
暴力描写がえげつなく、あんなの青少年たち真似されたら相手が死んでしまいますよ。
★★★☆☆
作品概要
監督は英勉。脚本は高橋泉。
原作は和久井健の漫画『東京卍リベンジャーズ』。
製作は岡田翔太、稲葉尚人。
主演は北村匠海、その他出演者に山田裕貴、吉沢亮、磯村勇斗、杉野遥亮、眞栄田郷敦、今田美桜ほか。
2021年7月公開の日本映画です。原作は和久井健が2017年から「週刊少年マガジン」で連載した漫画『東京卍リベンジャーズ』です。主人公がタイムスリップを使い、人生をやり直すため、最愛の人を助けるために、未来を変えるべく奮闘する映画です。
作品の紹介・あらすじ
解説
アニメ化もされた、和久井健のコミック「東京卍リベンジャーズ」を原作にしたSFアクション。どん底の生活を送る青年が元恋人を事故で失い、不良だった高校時代にタイムリープして事故の回避に挑む。監督を務めるのは『映像研には手を出すな!』シリーズなどの英勉。『とんかつDJアゲ太郎』などの北村匠海、『あの頃、君を追いかけた』などの山田裕貴、『羊とオオカミの恋と殺人』などの杉野遥亮のほか、今田美桜、鈴木伸之、眞栄田郷敦らが出演する。
あらすじ
フリーターの花垣武道(北村匠海)は、高校時代の恋人・橘日向(今田美桜)と彼女の弟・直人(杉野遥亮)が殺され、その死に巨悪組織・東京卍會が絡んでいることを知る。その翌日、駅のホームで何者かに押されて電車が迫る線路に落とされる武道。目を覚ますと不良だった10年前にタイムリープしていた。そんな武道の前に直人が現れ、彼と握手した武道は再び現代に戻る。
シネマトゥデイ
感想・その他
原作の人気が非常に高いだけに、実写映画化されたと聞いたときは正直あまり期待していなかったのですが、予想以上に面白く、特にキャストの演技に惹き込まれました。なかでも、改めて見直したのが、ドラケンこと龍宮寺堅(りゅうぐうじ けん)を演じた山田裕貴さんです。現在(2022年9月時点)、NHKの連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演しており、そちらではかなり頼りなく、どこか情けない印象の人物を演じています。その姿が記憶に新しかったため、この映画でのドラケン役には驚かされました。まるで別人のように堂々としており、鋭い眼差しと芯の通った佇まいがとても格好良く映っていました。
顔つきも普段よりキリっとして見えますし、何より背が高く、リーゼント姿も非常に映えていて、まさに“東卍の副総長”という威厳がありました。映像の中で圧倒的な存在感を放っていて、これまで抱いていた山田裕貴さんへの印象が一変しました。演技の幅広さ、そして役柄ごとにまったく異なる雰囲気を作り出せるところに、俳優としての実力と魅力を強く感じました。

ちなみに、山田裕貴さんのお父さんは、元プロ野球選手の山田和利さんです。中日ドラゴンズや広島東洋カープに在籍し、一軍でも活躍された方です。現在57歳とのことですが、最近の姿にはあまり見覚えがないものの、若い頃の中日時代の顔写真はよく覚えています。ただ、息子の裕貴さんとはあまり似ていない印象があります。おそらく、裕貴さんのお母さんがかなりの美人なのではないでしょうか。目鼻立ちの整った顔立ちと、芸能人としての華やかさは、きっとお母さま譲りなのだと思います。
そして、物語の中で最重要キャラクターである“マイキー”こと佐野万次郎を演じたのが吉沢亮さんです。彼はこれまで数多くの映画やドラマに出演していますが、今回のマイキー役はこれまでの彼のイメージを少し覆すようなキャスティングだったように感じました。映画で初めて登場したときには、あまりにも役に溶け込んでいたため、最初の10分ほどは「この人は誰だったかな?」と戸惑ってしまったほどです。それほどまでに役にハマっており、見事な変身ぶりでした。
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