私的評価
映画『ウィリーズ・ワンダーランド』を観ました。Amazonプライムビデオでの鑑賞です。
町ぐるみで旅人を騙して悪霊(殺人ぬいぐるみロボット)の生贄するという田舎町。それに引っかかったのが主人公のニコラス・ケイジ。クルマの修理代を稼ぐため、廃墟となったテーマパークでの清掃を引き受けます。
するとテーマパークのぬいぐるみロボットが次々と襲ってきます。それに動じず、人間を簡単に殺してしまうぬいぐるみロボットを相手に、容赦なくバッタバッタと素手で殺人ぬいぐるみロボットを破壊していきます。少しの危機感もないので、ハラハラ・ドキドキは無く爽快です。また、依頼された清掃作業は完璧にこなし、どんな時でも時間になれば休憩を取るという可笑しさです。
因みにニコラス・ケイジは一言もしゃべりません(セリフがありません)。
★★★★☆
作品概要
監督はケヴィン・ルイス。脚本はG・O・パーソンズ。
製作はニコラス・ケイジ、マイク・ナイロンほか。
主演はニコラス・ケイジ、その他出演者にケイリー・コーワン、ベス・グラント、リック・ライツほか。
2021年に公開されたアメリカのアクション・コメディ・ホラー映画です。車の修理費を稼ぐため、、廃墟となったテーマパークでの清掃を引き受けた男(ニコラス・ケイジ)に襲いかける悪夢。
作品の紹介・あらすじ
解説
さびれた遊園地を舞台に、主人公と邪悪なアニマルロボットたちの戦いを描くアクションホラー。ある遊園地で一晩過ごすことになった男と、悪魔の化身となったアニマルロボットたちが激しいバトルを繰り広げる。メガホンを取るのは『ASHRA アシュラ』などのケヴィン・ルイス。『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』などのニコラス・ケイジ、ドラマ「レジデント 型破りな天才研修医」などのエミリー・トスタ、『僕と頭の中の落書きたち』などのベス・グラントらが共演する。
あらすじ
人里離れた場所で車が故障した一人の男(ニコラス・ケイジ)。そこに修理工が通りかかる。修理代を払えない男は、車の修理と引き換えに、廃虚となった遊園地「ウィリーズ・ワンダーランド」の清掃員として一晩働くことを修理工に提案される。何の気なしに引き受けたものの、彼は園内に閉じ込められ、呪いによって殺人鬼と化したアニマルロボットたちが襲いかかる。
シネマトゥデイ
感想・その他
この作品には、殺人ぬいぐるみロボットという、どこか奇妙で不気味なキャラクターが登場します。正直なところ、観る前は「またそんなファンタジックかつホラー要素満載のB級テイストか…」と思っていたのですが、見終わった後には予想以上の爽快感と独特のクセになる面白さに驚かされました。この殺人ロボットたちを見ていると、つい昔懐かしい特撮ヒーローもの『快獣ブースカ』を思い出してしまいます。私の子ども時代の思い出に深く刻まれている作品で、ブースカの愛らしくも個性的な姿が今でも頭に浮かびます。『快獣ブースカ』は1966年11月から放送が始まりましたが、当時私はまだ2、3歳。実際にリアルタイムで見ていたわけではなく、小学生の頃の再放送で観ていた記憶があります。そんな私が、年下のいとこに「ブースカ」とあだ名をつけていたのも、今となっては懐かしい思い出です。
内容そのものはもうほとんど覚えていないのですが、なぜかあの番組のテーマソングだけは鮮明に頭の中に残っていて、ふとした時に口ずさんでしまうことがあります。あの歌が持つメロディーの力や、子どもの頃の鮮烈な記憶の証かもしれません。
さて、話を戻すと、『ウィリーズ・ワンダーランド』で主演を務めるのはニコラス・ケイジです。彼がこんな独特でクセのある映画に出演していることに、最初は驚きました。「とうとう我らがニコラス・ケイジもここまで来たか…」と半ば呆れつつも、どこか嬉しくも感じました。やはり彼の出演作は、良い意味で予測がつかず、見ていて飽きることがありません。
映画の中で見せる彼の独特な演技と、その突き抜けた存在感は、観る者に爽快感を与えます。単なるホラー映画とは一線を画し、どこかユーモアと不条理が入り混じった世界観がクセになります。観終わった後には、意外にも心地よい満足感と爽快感が残るのです。
結論として、ニコラス・ケイジのファンなら絶対に見逃せない一作だと言えます。懐かしい『快獣ブースカ』を思い出しながら、この映画の奇妙な魅力に浸るのもまた一興です。
快獣ブースカとは…
『快獣ブースカ』(かいじゅうブースカ)は、1966年11月9日から1967年9月27日まで、毎週水曜日19時 – 19時30分に日本テレビ系で全47話が放送された、円谷特技プロダクション・東宝製作の特撮テレビドラマ、および作品内に登場する架空の怪獣。モノクロ作品。
ストーリー
発明好きの少年、屯田大作がペットのイグアナであるブースカを「ゴジラ」のような怪獣に仕立てようと、自作の栄養剤「クロパラ」を与えた。ゴジラとまではいかなかったが、ブースカは元の30倍の大きさになり、ユーモラスな顔とずんぐりした体、人間並みの知能と様々な超能力を持った「快獣」となった。そんなブースカを取り巻く子供たちや、近所の住人たちの間で繰り広げられる珍騒動を描く。
Wikipedia(快獣ブースカ)

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