
GIOS PULMINOのフレームに付属していたヘッドパーツ。
早速分解して確認してみたところ、グリスは完全に切れていて、ほとんど乾いたような状態になっていました。回転もやや渋く、放置された時間の長さを物語っているようです。
とはいえ、肝心のベアリングやレース部分には大きな損傷はなく、状態としては意外にも悪くありません。古いグリスをしっかり洗い落とし、パーツクリーナーで洗浄したら、パーツ本来の質感がよみがえってきました。
唯一気になったのは、ヘッドパーツ最上部──フォークコラムの上に被さるトップキャップ的なパーツ。ここに小さな錆が点々と浮いており、触るとわずかにザラつきも感じられます。ただし、構造的な問題や機能面での支障は一切なし。軽く錆を落とし、手持ちの防錆処理を施せば、まだまだ現役で使えそうです。
ということで、今回はこのヘッドパーツをそのまま使うことに決定。せっかくなので、新しいグリスをしっかりと充填して、回転もスムーズに。ハンドル周りの組み付けが楽しみになってきました。
見た目は多少くたびれていても、しっかりメンテナンスすればまだまだ使える。中古車いじりの醍醐味は、まさにこういうところにあるのかもしれません。

BBを取り外しました。
68mmのJIS規格で、右ワンは逆ネジです。

フロントフォークとヘッドパーツの取り外し。
久々のヘッドワンリムーバー。
ヘッドセットはそのまま使うので、今回は出番なしです。

まだまだ使えそうです。

たっぷりグリスを入れてヘッドセットを取り付けました。
本日はここまで。
0 件のコメント:
コメントを投稿