
昨夜は、GIOS PULMINOのBB(ボトムブラケット)を取り付ける作業に没頭していました。
古いオクタリンク規格ということもあり、何度も仮付けしては確認するの繰り返し。ちょっとした手間も楽しい“ビルドの醍醐味”なのですが、つい時間を忘れて没頭してしまいます。
ふと、手を止めて時計を見ると──「しまった!」と声が出るほどの時間。
慌てて軍手を脱ぎ、手をざっと拭いて、そのままパソコンに飛びつきました。というのも、ヤフオクで出品されていた「Wレバー取り付け用のバンド式台座」のオークション終了時刻がちょうどその頃だったのです。
それはずっと探していたアイテムで、ダブルレバーをダウンチューブに取り付けるための“バンド式”というレアな仕様。直付け台座のないフレームには必須のパーツで、状態も良く、まさに「今手に入れておきたい逸品」だったのです。
急いでブラウザを開き、ウォッチリストから該当の出品ページを開くと……無情にも「終了しました」の文字。しかも、落札価格は自分が入札しようと思っていた金額よりも、はるかに安い値段で終了しているではありませんか。
もう、ショックというより呆然。ほんの数分──いや、もしかすると数十秒早く気づいていれば落札できていたかもしれないと思うと、悔しくて悔しくて堪りませんでした。 あのBBの取り付けに夢中にならなければ……と、自分の集中力すら恨めしく思えてくるほど。
オークションは、まさに「一期一会」。逃した獲物はもう二度と出てこないかもしれない。そんな思いが胸をよぎり、しばらくはパソコンの前で放心状態でした。
とはいえ、落ち込んでばかりもいられません。またいつか、どこかで似たような品が出てくることを信じて、気持ちを切り替え、引き続き探し続けたいと思います。パーツ集めは、失敗も含めて“物語”になる。──そう自分に言い聞かせながら。
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