トム・ヒドルストン主演、海外連続ドラマ『ナイト・マネジャー』 シーズン2のあらすじ・感想など

私的評価

海外連続ドラマ『ナイト・マネジャー』のシーズン2を観ました。
全6話、Amazonプライムビデオでの視聴です。

シーズン3の存在を前提にした、いわば“続編ありき”の終わり方。物語としては確かに一区切りついているものの、核心部分は巧みに伏せられ、「ここからが本番です」と言わんばかりに幕を閉じる――正直に言えば、私はこうした手法があまり好きではありません。視聴者としては、きちんと着地した結末を味わいたいからです。

とはいえ、作品そのものの完成度は高く、ストーリーテリングの巧みさやキャラクター造形の深さには唸らされます。伏線の張り方や緊張感の持続、緩急の付け方も見事で、最後まで引き込まれてしまいました。だからこそ、余計に次の展開が気になる。まさに制作側の思うつぼでしょう。

問題は時間です。シーズン1から実に10年という歳月を経て制作されたシーズン2。その間に、登場人物の関係性や細かな設定をすっかり忘れてしまい、視聴前に復習が必要だったほどです。もっとも、シーズン3の制作はすでに決定しているとのこと。前回ほど長いブランクはないはずだと信じたいところです。物語の熱が冷めきらないうちに続編が届けられることを願いながら、今は期待を胸に待つとします。

★★★★☆

作品概要

原作はジョン・ル・カレの同名小説『The Night Manager』。
監督はジョージ・バンクス=デイヴィス。 脚本はデヴィッド・ファー。
制作総指揮はデヴィッド・ファー、スサンネ・ビア、トム・ヒドルストン、ヒュー・ローリー他。
主演はトム・ヒドルストン、その他の出演はオリヴィア・コールマン、ディエゴ・カルバ、カミラ・モローネ、ヒュー・ローリー他。

エミー賞2部門、ゴールデングローブ賞3部門で受賞した人気シリーズの続編ドラマです。2026年1月に全世界で放送開始されました。にアメリカで配信されたアクション・スリラーのテレビドラマシリーズです。

作品の紹介・あらすじ

あらすじ

ジョン・ル・カレによる原作小説のキャラクターを用いた新たな物語で、現代を舞台にした完全オリジナルの新章へと突入する。主演のトム・ヒドルストンは、約10年ぶりにジョナサン・パイン役として復帰し、製作総指揮も兼任する。物語は、過去を封印しMI6の末端職員「アレックス・グッドウィン」としてロンドンで平穏に暮らしていたパインが、過去に因縁のある傭兵を目撃したことからすべてが動き出す。コロンビアの実業家テディ・ドス・サントス(ディエゴ・カルバ)との対峙をきっかけに、パインは新たな陰謀の渦へと巻き込まれていく。

 キャストには、アンジェラ・バー役のオリヴィア・コールマンが復帰するほか、新キャストとしてディエゴ・カルバ 、カミラ・モローネ、インディラ・ヴァルマ、ポール・チャヒディ、ヘイリー・スクワイアーズらが参加する。また、シーズン1からアリスター・ペトリ、ダグラス・ホッジ、マイケル・ナードン、ノア・ジュープらも再登場する。

 製作陣には、シーズン1で脚本賞などにノミネートされたデヴィッド・ファーが引き続き製作総指揮と脚本を務め、監督は全話をジョージ・バンクス=デイヴィスが担当する。さらにスティーヴン・ギャレットがリード・エグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねている。撮影は英国、スペイン、コロンビア、フランスで行われた。

シネマトゥデイ

感想・その他

シーズン1で主人公・パインと恋愛関係に発展する敵役・ローパーの愛人を演じたのが、オーストラリア出身の女優エリザベス・デビッキです。身長はなんと191cmという長身で、スクリーン越しにも一目でわかる圧倒的な存在感を放っています。とりわけ、光の当たり方によって産毛が淡くきらめくように見える瞬間があり、思わず目を奪われたのを覚えています。クールで危うさを秘めた雰囲気は、物語全体の緊張感を高める重要な要素でもありました。

シーズン2では、カミラ・モローネという女優が新たに登場します。2026年現在28歳と若く、あのレオナルド・ディカプリオと約5年間交際していたことでも知られています。

カミラ・モローネの出演作はまだそれほど多くはありませんが、私が以前に観た映画『デス・ウィッシュ』では、主人公を演じるブルース・ウィリスの娘役として登場していました。自宅に押し入った3人組の覆面強盗に襲われ、意識不明の重体に陥るという衝撃的な役柄でした。当時はさほど印象に残っていなかったのですが、このドラマで再び目にしたときの魅力といったら、まったく別人のようです。

率直に言えば、シーズン1のエリザベス・デビッキの3倍は魅力的だと感じるほど――もちろん個人的な感想ですが、それくらい引き込まれてしまいました。特にあの唇の艶やかさと表情の豊かさには、思わずため息が出るほどです。このドラマをきっかけに出演作が増えていけば、もっとたくさんの作品で彼女を観られるのではないかと、今から楽しみでなりません。


左がエリザベス・デビッキ、右がカミラ・モローネ

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