トルクレンチを購入 Samuriding トルクレンチ SIG-T101

Samuridingのトルクレンチ(SIG-T101)を購入しました。
いわゆる「それ系」のYouTube動画をいくつか観ていたところ、この製品がかなり高評価で紹介されており、以前から気になっていたため、Amazonのショッピングカートの「あとで買う」に入れていました。
先日、別の商品を購入しようとAmazonを開いた際、「この商品の価格が変更されました」というアナウンスが表示され、確認してみると値下げされていたのです。これはもう買うしかない、ということで、思わずポチッとしてしまいました。

主な使用目的は、スズキ・エブリイの年2回のタイヤ交換です。
最近、走行中のタイヤ脱落事故のニュースを目にする機会が増え、改めて「ホイールナットの締め付けトルクは適正なのか?」と気になるようになりました。これまでの経験則だけに頼るのではなく、きちんと数値で管理し、安心感を得たいと思ったのが購入の動機です。
もっとも、20代のスキーブーム全盛期には、体重をかけて足でレンチを踏みつけるようにして締めていたわけですが……今思うと、なかなか大胆なことをしていたものです(汗)。



実はトルクレンチ自体はすでに所有しており、自転車整備用として トーニチ(東日製作所)のMTQL40N(トルク調整範囲:5~40N・m) を使っています。精度や品質に不満はまったくなく、非常に信頼できる工具です。
本音を言えば、150N・m前後まで対応できるトーニチ製のトルクレンチが欲しかったのですが、価格がかなり高く、使用頻度を考えるとさすがに躊躇してしまいました。その点、Samuridingのトルクレンチはコストパフォーマンスが高く、現実的な選択肢だったというのが正直なところです。

また、使い勝手の面でも違いを感じました。
トーニチのMTQL40Nは、トルク設定時に本体下部のネジを緩めて調整する方式なのですが、このネジの操作がやややりにくく、正直なところ少し面倒に感じていました。その点、Samuridingのトルクレンチは、グリップ部にあるロックリングを上下させるだけでトルク設定ができるため、非常に直感的で扱いやすい印象です。
エブリイのホイールナットの締め付けトルクは85N・mとされています。
この数値だけを見ると、トルク調整範囲が20~110N・mで、一回りコンパクトかつ価格も安い「SIG-T102」でも十分だったのですが、差込角が9.5mm(3/8インチ)である点が少し気になりました。
最終的には、より剛性感と安心感のある差込角12.7mm(1/2インチ)を選び、「SIG-T101」を購入することにしました。使用頻度は高くなくとも、せっかく新たに購入する工具です、ここは妥協しない判断です。

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