この事実に気づくまでは、正直なところ特に気にしていませんでした。実用本位の商用車だから、見た目は二の次という認識だったのです。しかしある日、偶然ワゴンタイプのエブリイを目にしたことで、その印象が一変しました。スライドレール全体がカバーでスマートに隠されており、バンタイプのむき出しのレールと比べると、どうしてもバンタイプは見劣りしてしまいます。それ以来、自分のバンのスライドレール部分が気になって仕方なくなりました。
調べてみると、どうやらワゴン用のスライドレールカバーはバンにも流用可能とのこと。これはもう、試してみるしかありません。
ディーラーで純正部品を取り寄せると、およそ16,000円ほどするそうですが、ネットで探してみると、ヤフオクで色違いの中古品(?)が5,000円で出品されているのを発見。色違いでも塗装すれば問題ないと判断し、すぐに購入しました。
さらに、塗装に必要なプラサフ(下地処理用スプレー)、ボディ色に合わせたカラー塗料、そして仕上げ用のクリアスプレーをネットやホームセンターで購入。これらすべてを合わせても、合計金額は9,000円弱に収まりました。
三連休の初日、天候も上々、作業を進めました。

購入したスライドレールカバーの色は、「デニムブルーメタリック(カラーコード:WAC)」のようです。一方、私のエブリイのボディカラーは、現在はすでに廃色となってしまった「クールカーキパールメタリック(ZVD)」です。
色味がまったく異なるため、取り付け前に塗装する必要があります。その前段階として、塗料の密着性を高めるために、表面の下地処理を行いました。具体的には、防水ペーパー(耐水ペーパー)で全体を丁寧に磨き、塗料がしっかり乗るように表面を整えました。

その後にシリコンオフで脱脂しました。

プラサフを吹きました。

塗装色(クールカーキパールメタリック)を入念に。最後にクリアを3回ほど。
最後にコンパウンドで磨きましたが、鏡面状況には程遠い状態です。

before(スライドレールカバーがないバンの状態)

after(塗装したスライドレールカバーを取り付けた状態)
取り付けに際しての注意点です。バンタイプのスライドレール部分には、黒いカバーの位置に1カ所だけ穴が開いています。しかし、ワゴンタイプのスライドレールカバーを取り付けるには、計5カ所の取り付け穴が必要になります(ワゴンにはもともと5つの穴が空いています)。
最も確実な取り付け方法は、バンのボディに新たに4つの穴を開けて、純正と同じようにビス止めすることですが、今回はそこまでの加工はせず、外装用の強力両面テープで固定する方法を選びました。
もちろん、耐久性については今後の経過を見ながら判断していくつもりです。万が一、両面テープでは固定力が不十分と感じた場合は、そのときにあらためて穴あけ加工を検討する予定です。
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