私的評価
Amazonプライムオリジナルドラマ『バッド・ガイ』を観ました。Amazonプライムビデオでの視聴です。
ちょっと珍しいイタリアのドラマです。コメディタッチでいかにもイタリア制作って感じです。マフィアものではありますが軽い感じで観られます。全6話で終了しますが、最終話は中途半端な終わり方で、シーズン2に続く終わり方です。1話づつ段々と面白くなってきたこのドラマでしたが、最終話では視聴者が納得する終わり方が欲しかったところです。
★★★☆☆
作品概要
監督はジュゼッペ・スタージ、ジャンカルロ・フォンタナ。製作はニコラ・ジュリアーノ、フランチェスカ・シーマ、カルロッタ・カローリほか。
主演はルイジ・ロ・カーショ ルイジ・ロ・カーショ、共演者にはクラウディア・パンドルフィ、セレーネ・カラマッツァほか。
2022年12月にAmazonプライムで配信開始されました。全6話、イタリアのコメディ・アクションドラマです。すべてを無くしたシチリア島の元検察官がマフィアに闘いを挑む物語です。
作品の紹介・あらすじ
あらすじシチリアの検察官であるニーノ・スコテッラーロは、生涯をマフィアとの戦いに捧げてきたが、ある日突然、自分がマフィアと戦ってきた一員であるとの嫌疑をかけられる。マフィアとの闘いに生涯を捧げたニーノはは、ある日突然、自分がマフィアと闘ってきた一員であるとの嫌疑をかけられ、人生は絶望的なものになってしまう。マフィアは彼の尊厳も愛も自由も奪ったのだった。だが運命によって九死に一生を得て、復讐のチャンスが与えられたニーノ。彼は南米に移住したバルドゥッチョ・レーモラという人物に扮してシチリアに戻り、彼を陥れた者への恨みを晴らしていく。
感想・その他
Amazonプライムビデオのおかげで、最近ではいろいろな国のドラマが見られるようになりました。珍しいところではチェコやドイツ、それにスウェーデンやAmazonプライムビデオのおかげで、最近では世界各国のドラマが自宅で気軽に楽しめるようになりました。かつてはなかなか手に入らなかったチェコやドイツの作品、さらにスウェーデンやデンマークといった北欧諸国のドラマも、その魅力的なストーリーテリングや独特の雰囲気を楽しめるのは本当にありがたいことです。特に北欧系のドラマは、その重厚なミステリーや暗く繊細な人間描写が私の好みにぴったりで、ついつい深みにハマってしまいます。そんな中で、今回ご紹介したいのがイタリア発のドラマ『バッド・ガイ』です。北欧のドラマとはまるで真逆とも言える、陽気で明るく、コメディタッチに仕上げられているのがこの作品の特徴。やはりイタリアらしい明るさやユーモアが随所に散りばめられており、観ているだけでこちらも自然と楽しい気分になれるのが魅力です。お国柄がドラマの色合いに反映されていると感じられて、そんな文化の違いを感じ取るのも海外ドラマの面白いところです。
ただ、この『バッド・ガイ』は私的評価でも触れましたが、物語の終わり方が非常に中途半端で、まさに「シーズン2ありき」といった印象を強く受けました。肝心の続きを待ち望んでいるのに、その続編の情報がほとんど見つからないのです。インターネットで調べてもシーズン2の制作予定や放送日についての情報がほとんどなく、少しもどかしい気持ちになっています。
正直なところ、これで物語が終わってしまうとは考えにくく、「きっと何か動きがあるはず」と期待しているのですが、イタリアのドラマ業界の事情や制作ペースを考えると、こうした結末がむしろ普通なのかもしれません。日本や北欧のドラマに比べて、制作や配信の流れが違うこともあるのでしょう。
そんなことも含めて、この『バッド・ガイ』は異国の空気を感じさせてくれる作品として、個人的にはとても気に入っています。明るく軽快なストーリー展開は疲れた日常の良い気分転換にもなり、これからも機会があれば続編を心待ちにしながら、ほかのイタリアドラマも探してみたいと思っています。
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