私的評価
映画『ゾディアック』を観ました。Amazonプライムビデオでの鑑賞です。
新しい映画かと思っていましたが、15年ほど前の158分という長い映画でした。
実在したゾディアック連続殺人事件を基しており、その事件と葛藤する警察官や記者を描いた作品です。原作がノンフィクションなので、実際の事件と同様になんだかスッキリとしない、モヤモヤした結末を迎えます。これならフィクション映画にして、原作者(脚本家)の推理・推測をバンバン入れた物語にして、スッキリした結末にして欲しかった、そんな風に感じました。
★★★☆☆
作品概要
監督はデヴィッド・フィンチャー。脚本はジェームズ・ヴァンダービルト。
原作は ロバート・グレイスミスの同名小説です。
製作はジェームズ・ヴァンダービルト、マイク・メダヴォイほか。
主演はジェイク・ジレンホール、その他出演者にマーク・ラファロ、ロバート・ダウニー・Jr、アンソニー・エドワードほか。
2007年製作のアメリカのサスペンス・スリラー映画です。アメリカで実際に起こった連続殺人事件(ゾディアック事件)の真相を追い、解決に挑む男たちの物語です。監督は『セブン』、『ファイト・クラブ』のデヴィッド・フィンチャーです。
作品の紹介・あらすじ
解説
アメリカ犯罪史上最も危うい連続殺人鬼と言われる“ゾディアック・キラー”を題材にした話題作。ゾディアックに関わり、人生を狂わされた4人の男たちの姿を描く。監督は『セブン』のデビッド・フィンチャー。『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホールが、事件の謎を追い続ける風刺漫画家を演じる。徹底したリサーチを基に練り上げられたサスペンスとしても、4人の男たちの生き様をリアルにつづった人間ドラマとしても楽しめる。
あらすじ
1969年、自らを“ゾディアック”と名乗る男による殺人が頻発し、ゾディアックは事件の詳細を書いた手紙を新聞社に送りつけてくる。手紙を受け取ったサンフランシスコ・クロニクル紙の記者ポール(ロバート・ダウニーJr)、同僚の風刺漫画家ロバート(ジェイク・ギレンホール)は事件に並々ならぬ関心を寄せるが……。
シネマトゥデイ
感想・その他
物語の中盤で、事件から距離を置くサンフランシスコ市警察官ウィリアム・アームストロング役として、アンソニー・エドワードが出演しているのに気づきました。多くの方には「誰それ?」と思われるかもしれませんが、彼こそがあの『トップガン』(1986年)でトム・クルーズの相棒「グース」を演じた俳優なのです。そう、『トップガン マーベリック』の大ヒットに沸く中、その前作で鮮烈な印象を残したあのグースです。さらに言えば、私が大好きな海外連続ドラマ『ER緊急救命室』で主要キャストの一人、マーク・グリーン役をなんと8シーズンにもわたって演じていたのも彼、アンソニー・エドワードです。あのドラマは1994年から2009年まで続きましたが、彼の演技がドラマの重要な軸になっていました。

ちなみに、『ER緊急救命室』の最終シーズン8は2002年に放送されましたが、その頃には彼はすでにかなり薄毛が進行しており、視聴者の私としては「うわ、変わったなあ」と感じたものです(画像の真ん中に写っています)。ところが、この『ゾディアック』(2007年)での彼の姿は、あの頃の面影とはかなり違っています。年齢の影響でしょうか、だいぶ印象が変わってしまいました。
でも、いくら映画の中で別人のように見えても、長年『ER』のマーク・グリーンとして親しんできた私の目は誤魔化せません。ファンとしてはちょっとした驚きと懐かしさが交錯する瞬間でした。こうした発見もまた、映画鑑賞の楽しみの一つだと感じています。
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