名古屋場所初日朝 大嶽部屋の朝稽古を見学してきました

大相撲名古屋場所の初日となる7月12日、近くに宿舎兼稽古場を構える大嶽部屋の朝稽古を見学してきました。

初日ということもあってか、稽古は全体的にやや軽めの印象。とはいえ、これが通常の朝稽古のペースなのかは判断がつきません。テレビなどでよく見るような激しい「ぶつかり稽古」は行われていませんでしたが、その分、基礎に徹した内容が非常に印象的でした。

特に目を引いたのは、下半身を徹底的に鍛えるトレーニング。四股や、足を大きく開いて腰を落とすスクワットのような動作を、これでもかというほど繰り返していました。一つひとつの動きはシンプルながら、長時間続けることで相当な負荷がかかっているはずで、見ている側にもそのきつさが伝わってきます。力士の土台となる足腰の強さは、こうした地道な積み重ねによって作られているのだと実感しました。

稽古を見学した後、あらためて大嶽部屋について調べてみると、今年から大嶽親方(元玉飛鳥)の出身地でもある名古屋市熱田区に宿所を移しているとのこと。大嶽部屋は昭和の大横綱・大鵬の系譜を引く部屋で、現在は大鵬の孫(父は貴闘力)にあたる力士が3人も所属しています。

その中でも中心となるのが、今場所で小結に名を連ねる王鵬。部屋全体としては幕下以下の力士が多く、総勢でも10人に満たない比較的小規模な部屋ですが、関取は王鵬ただ一人という構成です。大相撲の番付は、上から「横綱」「大関」「関脇」「小結」「前頭」(以上が幕内)、「十両」、そして「幕下」「三段目」「序二段」「序ノ口」と続きます。その中で十両以上の関取が1人という状況が、今の大嶽部屋の現状です。

実際に間近で見る朝稽古は、派手さこそないものの、相撲の本質である基礎の積み重ねを強く感じさせるものでした。場所中の取組とはまた違った、力士たちの日常の一面を見ることができたのは貴重な体験でした。



コメント