まず第1の条件は「高さ20cm以下」であること。これは車に積む際、限られた収納スペースにぴったり収まるサイズである必要があったからです。具体的には、ポータブル電源の前面と左側面にアクセスできるよう、収納ボックスに窓枠を空けて常設する予定なので、高さの制限は外せない条件でした。
次に第2の条件は「発売日が比較的新しいこと」。やはり電子機器は新しい世代のほうが機能面・効率面ともに優れている可能性が高く、長く使っていくうえでも安心感があります。
そして第3の条件は「価格」。高性能なモデルが多い中で、コストパフォーマンスにも優れている機種を探していました。

これらの条件をすべて満たしてくれたのが、このR600です。届いた実物を見てまず驚いたのが、そのコンパクトさ。写真で見るよりもずっと小さく、軽量に感じられました。まさに求めていたサイズ感で、これは大きなポイントでした。
性能面ではもちろん大型モデルには敵いませんが、車中泊を中心とした使い方であれば、十分に活躍できるスペックだと思います。実際、USBポートやAC出力など必要な機能は揃っており、これ一台でモバイル機器の充電や照明の電源として不自由はなさそうです。
また、車で移動中に充電できるよう、別売りのシガーソケット用充電ケーブルも同時に購入しました(これは本音を言えば本体に同梱しておいてほしいところですが…)。車中泊には欠かせないアイテムなので、最初から用意しておいて正解でした。
R600はスマホアプリからの操作も可能で、電源のオンオフや状態の確認などが手元で行えるのも便利な点です。ただ、最初に接続しようとしたときにはうまくいかず、少し戸惑いました。説明書を読んでみると、初期状態ではBluetooth機能がオフになっていることが判明。DCボタンを長押しすることでBluetoothが有効になり、ようやく接続できるようになりました。このあたりは、もっと分かりやすい案内が欲しいところですね。
バッテリーのライフサイクルも魅力的で、3500回以上の充放電が可能とされています。仮に毎日1回フル充電したとしても、およそ10年使える計算です。メーカー保証は5年とのことですが、それ以上に長く使えそうな耐久性があるのは心強いです。
ただ、残念だったのは本体上部に白っぽい汚れのような跡がついていたこと。到着してすぐに気づき、何度か拭き取ってみたのですが完全には取れませんでした。使用には問題ないものの、新品を購入したばかりだっただけに少し気分が悪く、正直言って返品を考えるレベルでした。ただ、機能的には問題ないので、このまま使うことにします。もう少し品質管理をしっかりしてほしいところですね。
総じて、コンパクトなサイズと十分な性能、アプリ操作の利便性を備えた「ちょうど良いポータブル電源」という印象です。これから車中泊やアウトドアでの実践投入を重ねながら、さらに活用方法を模索していこうと思います。
ALLPOWERS R600の主な仕様
・299Wh リン酸鉄系電池
・600W
・1時間内フル充電
・10ms UPS機能
・10台同時給電
入力ポート
・AC入力:100V 最大400W
・PV入力:12〜60V 12A。最大300W
・カー充電:12V/24V対応
出力ポート
・AC出力ポート×2(定格出力600W、瞬間最大出力1200W)
・USB Type-Cポート×2(最大100W)
・USB Type-Aポート×2(最大18W)
・シガーソケット×1(最大120W)
・ワイヤレス充電パッド×1(最大15W)
外形寸法・重量
・285×195×190mm・5.8kg
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