
とうとう、今年もエアコン(クーラー)がフル稼働する季節がやってまいりました。
ここ数年、我が家ではエアコンの効きに少しばかり不満を抱いておりました。特に、南向きの居間は朝から夕方まで太陽の直射日光が容赦なく降り注ぎ、室内の温度はうなぎのぼり。使っているのは、年季の入った「霧ヶ峰」。かつては頼れる相棒だったこの機種も、近年の異常ともいえる酷暑にはどうやら荷が重いようです。フルパワーで稼働させても、部屋全体が涼しくなるまでにはずいぶん時間がかかり、電気代ばかりが気になってしまう始末です。
昨年、対策として100円ショップで見つけたエアコン室外機用の日よけカバーを試してみました。設置も簡単で「これで少しはマシになるかも」と期待していたのですが、実際のところ効果はほとんど感じられず、拍子抜け。まさに焼け石に水といったところでした。
そして迎えた今年の夏。我が家では、ついに本腰を入れて2つの猛暑対策に取り組みました。
ひとつ目は、友人のエリオットさんから分けてもらった「オカワカメ(雲南百薬)」のムカゴを育てるグリーンカーテン作戦です。南側の窓際にネットを張り、そこにオカワカメを植えたプランターを並べました。葉はぐんぐんと伸び、今では窓の半分ほどを覆うまでに成長。日差しを和らげてくれるだけでなく、見た目も涼しげで癒やされます。順調にいけば、葉は食用にもできるので、まさに一石二鳥。毎朝、成長を観察するのがちょっとした楽しみになっています。
そしてふたつ目の対策が、エアコン室外機の日よけDIYです。今年は手持ちの材料を活用し、思い切って自作してみました。木材の骨組みに、断熱材を挟み、さらに外側はプラダン(プラスチックダンボール)でカバー。見た目は少々無骨ですが、機能性重視です。屋根には雨が溜まらないよう傾斜をつけ、断熱材が濡れて劣化しないようプラダンでしっかりとガード。室外機本体にはゴム紐でがっちりと固定し、多少の風や雨ではビクともしない安定感があります。
この二つの対策がどれほどの効果を発揮するのか——正直なところ、今から楽しみでなりません。今年の猛暑は、ただ耐えるのではなく、しっかりと「迎え撃つ」構えです。暑さに立ち向かうための準備は整いました。さて、今年の夏は、どこまで快適に過ごせるでしょうか。

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