
上の画像のように、我が家には三段構造の押し入れがあります。一見、収納力がありそうで便利そうなのですが、実際使ってみると意外な落とし穴がありました。特に真ん中の段——ここが曲者。高さが約90cmほどもあり、一見「大きなものが入る!」と期待させてくれるのですが、逆にこの“高さ”が邪魔になるんです。普通の収納用品だとスペースを持て余してしまい、効率よく物を収めることができません。要するに「無駄な空間」が生まれてしまうんですね。
「じゃあ、ここにぴったり合う棚を置けばいいじゃないか」と考え、まずは既製品を探してみました。しかし、なかなか思ったサイズのものが見つからず、見つかってもお値段が想像以上にお高め。サイズが中途半端なのか、選択肢も限られていて「これなら自分で作ってしまった方が自由が利くし、安上がりかも」と考えるに至りました。
そして、いよいよ棚の自作にチャレンジ。設計図までは大げさかもしれませんが、メモ帳にざっくりと寸法とイメージを描いて、必要な材料をリストアップ。ところがここで思わぬ落とし穴が……。
ネジ、金具、木材、補強パーツ、そしてインパクトドライバーなどの工具。ひとつひとつはそれほど高くないのですが、あれこれ買い足していくうちに、合計金額はどんどんかさみます。「あれ? これ、既製品買った方が安くなかった?」と気づいた頃には、すでに材料が手元に揃っていました。
それでも、「自作する楽しみ」や「自分でサイズを決められるメリット」などを思えば、決して無駄ではありません。なにより今回そろえた工具や道具類は、今後もDIYやちょっとした修理などに活用できるので、長い目で見れば“いい投資”だったと自分に言い聞かせています(笑)。
ちなみに木材はネットで注文しました。ホームセンターに行く時間が取れなかったのもありますが、ネット注文でも意外と便利で、希望通りのサイズに無料でカットしてくれたのは助かりました。届いた木材も質がよく、カットの精度も申し分なし。届いてすぐに組み立て作業に入れるのは、やはり便利ですね。
というわけで、試行錯誤の末に完成した“押し入れ専用棚”。結果として収納効率は格段にアップし、見た目もなかなか満足の仕上がりになりました。予算オーバー気味ではありましたが、“自分で作った感”がある分、既製品にはない愛着もひとしお。次はどこの棚を改良しようか、なんて思ってしまうあたり、DIYの沼にハマりつつあるのかもしれません。

この骨組みに苦労しました。コーナークランプを買い足したりして、なんとか組み立てることができました。ここまでくれば後は簡単です。

一段目の天板の取り付け。

二段目の天板を取り付けて、完成です。

結構、適当にやっていますが、まあまあの出来映えです。しかし、よーく見ると適当さがモロ分かりです。
これで、30cmほどの高さの三段になり、収納能力が上がりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿