私的評価
映画『新聞記者』を観ました。レンタルDVDでの鑑賞です。
父親が日本人で、母親が韓国人との設定だった主人公である吉岡エリカ役のシム・ウンギョンさん。私は嫌いではないですが、どうしてこの方がこの役に抜擢されたのか分かりません。どうしても彼女の喋る日本に違和感を感じてしまい、映画に入っていけませんでした。日本人女優でいいじゃないですかね。桃李くんの奥さん役だった本田翼さんでいいんじゃないかな。
それにしてもシム・ウンギョンさんを見ていると、イモトアヤコさんを思い出しました。雰囲気がとっても似てるんです。
★★★☆☆
作品概要
監督は藤井道人。脚本は詩森ろば、高石明彦。
原案は望月衣塑子の「新聞記者」。
製作は高石明彦。
出演は松坂桃李、シム・ウンギョン、本田翼、田中哲司、北村有起哉です。
2019年の日本映画です。『怪しい彼女』の韓国の演技派女優シム・ウンギョンと松坂桃李がダブル主演する社会派サスペンス映画です。東京新聞記者・望月衣塑子の同名ベストセラーを原案にした、新聞記者と官僚の対峙と葛藤を描きます。
作品の紹介・あらすじ
解説
東京新聞記者・望月衣塑子の著書を原案にしたサスペンスドラマ。国家の闇を追う記者と若手エリート官僚が、それぞれの正義を貫こうとする。『怪しい彼女』『操作された都市』などのシム・ウンギョンと、『娼年』『孤狼の血』などの松坂桃李が共演。『オー!ファーザー』『デイアンドナイト』などの藤井道人がメガホンを取る。
あらすじ
東都新聞の記者・吉岡(シム・ウンギョン)は、大学新設計画にまつわる極秘情報の匿名FAXを受け取り、調査を始める。日本人の父と韓国人の母を持ち、アメリカで育った吉岡はある思いから日本の新聞社に在職していた。かたや内閣情報調査室官僚の杉原(松坂桃李)は、国民に尽くすという信念と、現実の任務の間で葛藤する。
シネマトゥデイ
感想・その他
映画公開日前後から公式サイトが断続的にサーバーダウンして閲覧が難しくなる状況が発生した。特定のIPアドレスからシステムを使用した集中的なアクセスを受けていると公式から説明があり、サイバー攻撃ではないかという疑いも持たれた。
Wikipedia(新聞記者)
「テレビでPRできなかったので、ヒットには驚いた」とも漏らす。映画公開に際し、通常の作品では出演者らがバラエティーや情報番組などで告知するが、本作は断られて「ゼロ」だった。
東京新聞
映画『新聞記者』の公開日前後、公式サイトが断続的にサーバーダウンし、閲覧が難しい状況が発生しました。公式からは「特定のIPアドレスからの集中アクセスによるもの」と説明があり、サイバー攻撃ではないかという憶測も飛び交いました。このような現象からも、公開前から世間の関心が高かったことがうかがえます。
Wikipediaによると、関係者も「テレビでPRできなかったので、ヒットには驚いた」と漏らしています。通常の映画公開では出演者がバラエティ番組や情報番組に出演して告知活動を行いますが、本作に関しては出演者からの告知は「ゼロ」。そのため、宣伝面での支援はほとんどなく、口コミや評価でヒットしたことが改めて注目されます。
東京新聞の報道にもあるように、映画の内容は観る者に勘繰りたくなる要素が満載です。安倍政権を思わせるような事件や疑惑が連続し、内閣情報調査室で働く人々が暗い部屋で、反内閣的なネガティブキャンペーンを打つためにSNSなどに投稿している様子が描かれます。もし現実にこうしたことが行われていたら、と考えるだけで背筋が寒くなります。
実際には、「政府の不祥事が明るみに出ると、大きな事件やゴシップネタが発生する」と発言してバッシングを受けた芸能人もいました。しかし映画を観た後では、それもあながち間違いではないように思えてきます。政治と情報の裏側を描いた本作は、単なる社会派サスペンスではなく、観客に現実世界を考えさせる力を持っている作品です。
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