音が出ます
一心不乱にチュパチュパするリン。
その集中力はまるで修行僧のようで、周囲の音や動きなど、まったく眼中にない様子です。リンがこの行動を始めると、世界がその瞬間だけリンを中心に回っているかのように見えます。
基本的に、チュパチュパの相手は私か二男に限られます。家族の中でリンが誰に甘えるかは、まるで暗黙のルールのように決まっていて、それ以外の人が手を出そうものなら、リンはスッとそっぽを向いてしまいます。
実際のところ、リン自身が「この二人しかやらせてくない」と、きちんと分かっているのでしょう。甘える対象を選び抜くその眼差しには、可愛らしさだけでなく、ちょっとしたプライドすら感じられます。
だから私も二男も、リンが満足するまで、その手を差し伸べ続けるしかありません。
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