私の車はスズキ・エブリイバン(DA17V)の5型。もともとリアの室内灯には、メーカー純正でLEDバルブが装着されていましたが、光量や色味に少し物足りなさを感じていたため、前後ともに市販の高輝度タイプへと交換しています。見た目も明るさも一新され、車内での探し物や夜間作業がグッと快適になりました。
さて、本題のヘッドライトバルブ交換ですが、エブリイの場合、ただバルブを取り替えるだけでは済みません。ヘッドライトユニット自体を取り外さないと、手が入りにくく、作業がとてもやりにくいのです。そのため、まずはフロントバンパー上部のクリップとビス、そしてタイヤハウス内側にある固定具を丁寧に外していきます。慣れないうちは少々手間取りますが、順を追っていけば難しい作業ではありません。
ユニットが外れたら、裏側の防水カバーを開け、バルブに接続されているカプラーを抜き、新しいLEDバルブと交換。私はすべてのカプラーを外してユニットごと室内に持ち込み、落ち着いて作業しました。狭いエンジンルーム内で無理な姿勢を取るよりも、圧倒的にやりやすく、確実です。

交換後、さっそく夜間に試走してみました。明るさは格段に向上。純正ハロゲンの黄色っぽい光とは比べものにならない白色のシャープな光が、道路をくっきりと照らしてくれます。街灯の少ない道でも安心して走れるレベルで、LED化の効果を体感しました。
ただし、ハロゲンからLEDに変更する際に注意したいのが「カットライン」の問題。ヘッドライトのカットラインとは、ロービーム照射時に生じる明暗の境界線のことで、これがはっきり出ないと、対向車への眩惑(グレア)を引き起こす危険があります。つまり、単に明るければよいというわけではなく、配光パターンがきちんと設計されていることが重要です。
今回選んだのは、Suparee(スパリー?)という中国系ブランドのH4型LEDバルブ。コストパフォーマンスの高さで知られ、Amazonのレビューでもなかなか好評だったため、試しに購入してみました。同じエブリイに装着したという他のユーザーの情報によれば、「10メートルほど離れた壁を照らすと、中央と左側に緩やかな斜面状のカットラインが2本出る」とのことで、光軸もしっかり設計されている印象でした。
実際に私の車でも壁に照射してみたところ、確かにそれに近いカットラインが確認できました。若干の個体差や取付角度によってズレはあるかもしれませんが、概ね許容範囲で、対向車に迷惑をかけるような配光ではなさそうです(そうであってほしい)。
LEDヘッドライト化により、見た目も機能性も大幅にアップグレードされ、夜の運転がちょっと楽しみにすらなりました。まだ交換されていない方は、配光と品質に注意しながら、自分に合った製品を選んでみるのもおすすめです。少しの手間で、夜道の安心感はぐんと高まります。
2 件のコメント:
去年から車検のロービームがなんやら変わったらしいですよね
ranran さん、コメントありがとうございます。
光量やカットライン、色味の検査基準が厳しくなったのでしょうか?
車検時はハロゲンバルブを車の中に入れといた方が良いですね。
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