ケヴィン・スペイシー主演、映画『光の旅人 K-PAX』のあらすじ・感想など

2024年10月18日金曜日

映画 映画(洋画)

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私的評価

ケヴィン・スペイシー主演、映画『光の旅人 K-PAX』を観ました。
Amazonプライムビデオでの鑑賞です。

もう20数年前のちょっと古めの映画です。
派手な演出等はありませんが、これがとても心温まるヒューマンドラマであり、名作映画と言っても過言ではありません。そして一番の疑問である自称宇宙人であるプロートのこと。結局は精神異常者だったのか宇宙人だったのかは、視聴者の判断に委ねられるというありがちな脚本です。普通なら「はっきりさせろ」と怒り心頭のところですが、観終わってからいろいろ思い出せば腑に落ちる、そんな余韻にも浸れる作品もあります。
考えさせられるセリフがいっぱいあり、2度目、3度目と何度も繰り返し観たい映画です。観ることをお勧めします。

★★★★★

作品概要

監督はイアン・ソフトリー。
脚本はチャールズ・リーヴィット。
原作はジーン・ブリュワーの小説『K-パックス』。
製作はローレンス・ゴードン、ロイド・レヴィン、ロバート・F・コールズベリー。 主演はケヴィン・スペイシー、その他出演者にはジェフ・ブリッジス、メアリー・マコーマック、アルフレ・ウッダードほか。

2001年に公開されたアメリカの映画です。原作はジーン・ブリュワーの小説『K-パックス』で、異星人を名乗る奇妙な男と精神科医の交流をSFタッチで描く、心温まる物語となります。

作品の紹介・あらすじ

解説
自称“異星人”というユニークなキャラクターをアカデミー賞俳優ケビン・スペイシーが熱演する感動の人間ドラマ。共演に『ザ・コンテンダー』のジェフ・ブリッジス。原作はジーン・ブルーワーのベストセラー「鳩の翼」を『バック・ヒート』でアカデミー賞にもノミネーションされたイアン・ソフトリー監督が映像化。不思議なパワーに満ちた癒しのドラマは現代人には必見。

あらすじ
駅でスリの疑いをかけられた身元不明の男、プロート(ケビン・スペイシー)は警察に収容されてしまう。彼は自分の身分を1000光年離れたK-パックス惑星からやってきた異星人だと主張していた……。

シネマトゥデイ

感想・その他

かつてはアカデミー賞を2度も受賞し、演技派俳優として絶大な評価を受けていたケヴィン・スペイシー。『ユージュアル・サスペクツ』や『アメリカン・ビューティー』といった名作で見せた圧倒的な存在感は、観る者を魅了してやみませんでした。しかし、そんな輝かしいキャリアも、ここ数年で大きく転落してしまった感があります。2024年10月現在、スペイシーは65歳。晩節を汚したと言われても仕方のない立場に置かれています。

きっかけとなったのは2017年、俳優アンソニー・ラップによるセクシャルハラスメントの告発でした。これを皮切りに、他の男性たちからも次々と同様の告発が相次ぎ、ハリウッドにおけるスペイシーの立場は急速に悪化していきました。当時は「#MeToo」運動が世界中で盛り上がりを見せていたこともあり、社会全体が性加害に対して極めて敏感になっていた時期でもあります。世間からの厳しい視線を受け、彼の出演作は配信停止や差し替え、さらには編集によって登場シーンが削除されるなど、事実上の“追放”状態となりました。

しかしながら、告発を受けて行われた裁判においては、スペイシーはいずれも無罪判決を勝ち取っています。証拠不十分や信憑性の問題が指摘され、法的には彼の無実が認められた形です。とはいえ、世間の印象というのは法律とはまた別のもので、「疑わしきは罰せず」とはいかず、一度傷ついた名声は簡単には戻りませんでした。イメージの悪化は深刻で、以降スペイシーには仕事のオファーがほとんど来なくなり、長らく映画界から姿を消すこととなったのです。

アメリカ国内では、依然として彼に対する風当たりは強く、復帰は事実上困難と見られています。しかし、2024年頃からは少しずつ状況が変わりつつあるようです。特にヨーロッパでは、彼の才能に改めて注目が集まり始めており、イタリアやドイツなど一部の国ではスペイシーを起用した舞台や映画プロジェクトが進行中との報道もあります。アメリカでは敬遠されても、欧州の芸術文化界では「過去のスキャンダル」と「表現者としての才能」は切り分けて評価する傾向があるように見受けられます。

今後、彼がどこまで本格的に俳優として復活できるかは未知数ですが、再びスポットライトの下に立つ日は来るのでしょうか。かつての名優が、どのような形で晩年を迎えるのか――その行方に注目が集まります。



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1964年生まれ。糖尿病を患ってから、自転車と歩くことを趣味にしています。毎日クスリ飲んでます。

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