
最近、ふと気づいたことがあります。そういえば、まったく歩いていない。普段の生活では、ドア・トゥ・ドアでの移動ばかりで、意識して歩く時間を取ることがほとんどなくなっていました。体を動かさなければと思う一方で、せっかく手をかけた愛車・エブリイにも乗りたいという気持ちが湧き上がってきます。
そんなわけで、ちょうどよい目的地を探して、午後からふらりと片道約20kmの木曽三川公園(東海広場)までエブリイでドライブ。風も穏やかで空は快晴、まさにウォーキング日和です。今回は公園内でも比較的人の少ない「西エリア」を選んで、のんびりと歩いてみることにしました。
整備された広い園内を2周したところで、歩数計は約12,000歩を表示。普段の運動不足を考えれば、これはなかなかの成果です。少し汗ばむくらいの陽気の中、青空を仰ぎながら、ただ足を前に出して歩くだけで、心も身体も軽くなっていくような気がしました。歩くという行為が、こんなにも気持ちいいものだったとは、改めて実感しました。
駐車場に戻ると、そこにはホンダの軽スポーツカー・S660がずらりと並んでいて、ちょっとしたオフ会のような雰囲気。時計を見ると午後4時を回った頃だったので、すでに帰り始めている車もちらほら。おそらくお昼ごろには、もっと多くのS660が集まっていたのではないでしょうか。エブリイと並んだS660たちの姿は、車好きにとってはなかなか興味深い光景でした。
また、公園の北側では、インドや南アジア系と思われる方々が本格的にクリケットを楽しんでいたり、親子でサッカーボールを蹴っている姿、家族でキャッチボールをしている様子など、多くの人々が思い思いに休日の午後を過ごしていました。国籍も世代も超えて、人々が一つの場所で笑顔を交わしている風景に、なんともいえない温かさを感じました。
こうして穏やかな一日を過ごし、平和な時間に包まれて帰路につきましたが、ふと頭をよぎったのは、能登半島地震で被災された方々のことです。今もなお、住まいや生活の再建に苦労されている方がたくさんいる現実を思うと、自分の暮らしがいかに恵まれているかを痛感せずにはいられません。
今日のこのささやかな時間も、決して当たり前ではない——そう思うと、心のどこかで「感謝しながら暮らすことの大切さ」を噛みしめる一日となりました。
明日は我が身。だからこそ、こうして穏やかに過ごせた今日に、静かに手を合わせたくなるのです。



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