私的評価
Amazonプライムオリジナルドラマ『BOSCH:LEGACY』シーズン1(8話まで)を観ました。日本語題名は『ボッシュ:受け継がれるもの』です。
シーズン1は10話(うち8話まで視聴可:2022/5/22現在)、Amazonプライムビデオでの視聴です。
Amazon最長寿シリーズである『BOSCH/ボッシュ』が、シーズン7でファイナルとなり悲しんでいましたが、スピンオフドラマとしてあのハリー・ボッシュが帰って来ました。以前私が予想した題名『私立探偵BOSCH』ではありませんでしたが、私立探偵としてのボッシュの活躍がまた観られることになり、嬉しい限りです。
面白さも変わりなく、土日で現在観られる8話すべてを観てしまいました。すでにシーズン2も製作も決定しているようで、『BOSCH/ボッシュ』のシーズン7を超えてもらいたいものです。
★★★★★
作品概要
監督はゼトナ・フエンテス、パトリック・ケイディ、アレックス・ザクシェフスキほか。製作総指揮・原作はマイクル・コナリー。
出演はタイタス・ウェリヴァー、マディソン・リンツ, ミミ・ロジャースほか。
Amazonプライムビデオの人気ドラマであった『BOSCH/ボッシュ』のスピンオフとなります。2022年5月6日の世界配信されました。同時にシーズン2への継続が発表されています。
作品の紹介・あらすじ
シーズン1のあらすじ
前作『BOSCH/ボッシュ』シーズン7の最後で描かれていたように、ボッシュ(タイタス・ウェリヴァー)は長年勤めたロス市警を退職して私立探偵となり、娘マディ(マディソン・リンツ)は入れ替わりにロス市警に就職している。カール・ロジャース(マイケル・ローズ)の手下に撃たれて重傷を負ったハニー・チャンドラー(ミミ・ロジャース)は、PTSDの影響を受けつつ徐々に弁護士業に復帰する。
ボッシュの自宅は地震で損傷し[注釈 1]、ボッシュは事務所に泊まり込む。技術面に強いモーリスがボッシュの私立探偵業を助ける。
前作で数人を殺しチャンドラーを撃たせたロジャースは刑事裁判で審理無効となるが、ボッシュとチャンドラーは民事裁判でロジャースを追い詰める。ロシア人ギャングに負債を抱えたロジャースは逃亡を図って殺される。
億万長者で重病のヴァンスの依頼でボッシュは子孫を探すも、遺産相続を期待する周辺人物たちが妨害する。ヴァンスが死に、ボッシュは遺言執行者に指名され、孫を探し出す。
尊敬される医師が殺される。ホームレスが逮捕されるも、チャンドラーとボッシュの助けで釈放される。ボッシュは真犯人を探す。
マディの同期警官が撃たれ、犯人と巻き添えになった恋人が市警に射殺される。チャンドラーが遺族の代理となって市警を訴える。
Wikipedia(ボッシュ: 受け継がれるもの)
感想・その他
このドラマから準主役級の立ち位置に昇格したのが、敏腕弁護士ハニー・チャンドラー役のミミ・ロジャーズです。 彼女は前シリーズ『BOSCH/ボッシュ』にも登場しており、当初は主人公ハリー・ボッシュに立ちはだかる辣腕の敵役でした。相容れない立場のはずが、シーズンが進むにつれて両者の関係性が少しずつ変化し、次第にボッシュの依頼を受けるパートナー的存在へとシフトしていくあたり、人間関係の奥深さと彼女の懐の深さを感じさせます。
そんなハニー・チャンドラーを演じるミミ・ロジャーズですが、実はとても聡明な人物で、なんと14歳という若さで高校を卒業したというエピソードの持ち主。もともと彼女の父親はCIAの分析官だったと言われており、そういった家庭環境も彼女の知性や視野の広さに大きな影響を与えたのかもしれません。
そして、彼女の名前を語る上で避けて通れないのが「トム・クルーズの最初の妻」であるという事実。1987年に結婚した当時、ミミは31歳、トムは24歳。彼女は7歳年上でしたが、当時すでに女優として確固たるキャリアを築いていたミミの知的な美しさと成熟した魅力に、若き日のトム・クルーズが心酔していたのも無理はありません。残念ながら2人の結婚生活は3年ほどで終わりを迎えましたが、その後もミミは女優として息の長いキャリアを歩み続けています。
現在(2022年5月)で66歳を迎えた彼女。さすがに歳相応の変化は隠せません。とくに鼻の下に刻まれた縦ジワが目立つようになり、映る角度によっては、どこか『サザエさん』に登場するご年配のような雰囲気も。ただ、それもまた年月を重ねた証。若い頃とは違った、重厚さと品格のある演技が、今の彼女の存在感を支えているのだと思います。
「歳は取りたくないもの」とは言いながらも、年齢を受け入れながらなお輝きを放つ姿には、学ぶべきところも多いと感じさせられる今日この頃です。

0 件のコメント:
コメントを投稿