私的評価
映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』を観ました。レンタルDVDでの鑑賞です。
大泉洋の主演で、お気に入りの小池栄子さんが出ているので借りてみました。私を飽きさせることなく106分のストーリーは進みましたが、隣で観ていた嫁からは微かな寝息が聞こえてきたのも確かです。面白くないこともないですが、少し期待が大きかったようです。
小池栄子さんの外見と声のギャップ、濱田岳の金歯、そして戦後という時代を考えると納得できる最後のオチは見所でしょう。
★★☆☆☆
作品概要
監督は成島出。脚本は奥寺佐渡子。
原作はケラリーノ・サンドロヴィッチ(小林一三)。
出演は大泉洋、小池栄子、水川あさみ、橋本愛、木村多江ほか。
太宰治の未完の遺作である『グッド・バイ』を基にしたケラリーノ・サンドロヴィッチの舞台劇を映画化そた作品です。舞台版でも小池栄子が同じ役で出演しています。2019年制作・2020年公開の日本のコメディ映画です。
作品の紹介・あらすじ
解説
太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」をケラリーノ・サンドロヴィッチが戯曲化した舞台を、『八日目の蝉』などの成島出監督が映画化。互いの目的が合致した男女が偽りの夫婦を演じる。『探偵はBARにいる』シリーズなどの大泉洋と『接吻』などの小池栄子のほか、水川あさみ、橋本愛、木村多江、濱田岳、松重豊らが出演する。
あらすじ
戦後の混乱期を経て、復興へと舵を切った昭和の日本。雑誌の編集長を務める田島周二(大泉洋)には、何人も愛人がいた。一念発起して愛人たちと別れようと決意するが、彼女たちの顔を見るとなかなか別れ話ができない。そこで田島は、美人だががめつい永井キヌ子(小池栄子)に妻のフリをしてもらうことを思いつく。
シネマトゥデイ
感想・その他
お気に入りの女優といえば小池栄子さんです。といっても、いわゆる熱狂的なファンというわけではありませんし、世間でよく取り上げられるように「豊満な胸」が理由でもありません。むしろ私が惹かれるのは、彼女の顔立ちや表情ににじみ出る雰囲気です。気取らず、飾らず、自然体でありながら、場の空気を軽やかに和ませる存在感を持っている――私にはそう映り、その自然体こそが彼女の大きな魅力であり、好感度につながっているのだと思います。たとえば、アシスタントMCとして出演しているテレビ番組を観ていても、彼女の良さが際立ちます。相手の話をしっかり受け止めつつ、瞬時に的確な言葉を返す頭の回転の速さ。そして相手を立てながらも自分らしいユーモアを交え、場を盛り上げるトーク力。決して前へ前へと出すぎず、それでいて確実に存在感を放つ――そのバランス感覚にいつも感心させられます。かつてグラビアアイドルとして一世を風靡していた頃からは、とても想像できないような落ち着きと知性を今の彼女は備えており、その変貌ぶりにも驚かされます。
そんな小池栄子さんを映画の世界で重用しているのが、監督・成島出さんです。彼は『八日目の蝉』や『ちょっと今から仕事やめてくる』などで小池さんを起用しており、そのたびに彼女の新しい一面を引き出しているように思えます。来年公開予定の吉永小百合さん主演『いのちの停車場』にも出演予定だと聞き、ますます楽しみが膨らみます。役どころや作品全体のテーマもさることながら、監督と小池さんの相性に期待せずにはいられません。
小池さんは出演していませんが、同じ成島監督の作品では『孤高のメス』が私のお気に入りです。アクション映画でも派手なサスペンスでもないのに、不思議と何度でも観たくなる力がある映画。静かな人間ドラマの中に、心を揺さぶる緊張感や温かさが宿っていて、観終わるたびに深い余韻を残します。そうした作品に惹かれる自分に気づくと同時に、小池栄子さんのような女優がこうした世界にしっかりと根を下ろしていることが、なんだか嬉しく感じられるのです。
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