猫のキイの毛づくろい



長男が買った安物のビーズクッションの上で、毛づくろいに勤しむ猫のキイ。
ふわふわのクッションの感触が、きっと心地よいのでしょう。
まるで「ここでなら思う存分キレイになれるにゃ」とでも言いたげに、じっくりと毛づくろいに集中しています。

このビーズクッション、商品自体もなかなかの優れものです。
転寝用の枕としても、座椅子代わりとしても、ふんわりと体を包み込んでくれるのでかなり快適。
キイもその上で、体を伸ばしたり丸めたりしながら、心地よくグルーミングできることでしょう。

ところで、猫の毛って人間とはかなり構造が違うのをご存知でしょうか。
人間の毛穴からは基本的に1本の毛が生えますが、猫の場合は1つの毛穴から数十本もの毛が密集して生えています。
中心にしっかりした1本の毛があり、その周りに2〜5本の少し細い主毛、さらに5〜20本の短く柔らかい副毛が取り巻くように生えているのです。
確かに触ると、羽毛のようにふんわりした毛と、しっかりした毛が混ざり合っているのを感じますね。

人間の頭髪の約300倍とも言われる猫の毛は、ほぼ全身を覆い、体温調整や怪我の防止、さらには病原菌から守るといった重要な役割を果たしています。
見た目の可愛さだけでなく、猫の毛は生きるための知恵と工夫に満ちているのです。

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