オーブリー・プラザ出演、映画『チャイルド・プレイ』(2019年度版)のあらす じ・感想など

私的評価

映画『チャイルド・プレイ』を観ました。
レンタルビデオでの鑑賞です。

あの30年前の「人間の魂が乗り移ったチャッキー」から、現代版ではAI搭載の人形に生まれ変わった今作。テクノロジーの進化を背景に、かつての呪われた人形の恐怖が、AIの学習能力によってさらに増幅されていました。ロボットやAIが感情を持ち、人間に反抗する映画は過去にもありましたが、チャッキーのように次々と学習し、より巧妙に人間を追い詰めていく恐ろしさは、従来のホラー映画とは一線を画しています。

また、AI搭載という設定が現代的である分、これからのAI時代に起こり得る可能性を想像してしまい、単なる映画の恐怖以上に背筋が寒くなりました。懐かしいチャッキーのキャラクター性を保ちつつも、現代技術を絡めた新たな恐怖表現は、観る者に強い印象を残します。

★★★★☆

作品概要

監督はラース・クレヴバーグ。
脚本はタイラー・バートン・スミス。
製作はデヴィッド・カッツェンバーグ。
出演はガブリエル・ベイトマン、オーブリー・プラザ、ブライアン・タイリー・ヘンリーほか。

2019年のアメリカ合衆国のオカルト映画です。

作品の紹介・あらすじ

解説
名作ホラーに登場した殺人人形チャッキーの恐怖が再び描かれたホラー。引っ越したばかりの少年に贈られた人形が、高性能のAIによって機械を操り、人々を襲撃する。チャッキーの声を『スター・ウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカー役でおなじみのマーク・ハミルが担当し、少年を『ライト/オフ』などのガブリエル・ベイトマンが演じる。

あらすじ
引っ越し直後で近所に友達がいない少年、アンディ(ガブリエル・ベイトマン)は、誕生日に母親(オーブリー・プラザ)からバディ人形をもらう。その人形は最先端テクノロジー企業・カスラン社の新商品で、音声認識やセンサー付きカメラなど高度な機能を備えていた。人形は“チャッキー”と名乗り、アンディに一番の親友だと話し掛ける。しかしこの人形は欠陥品だった。

シネマトゥデイ

感想・その他

この『チャイルド・プレイ』シリーズは、なんと全7作もありました。

  1. 『チャイルド・プレイ』 (1988年)
  2. 『チャイルド・プレイ2』 (1990年)
  3. 『チャイルド・プレイ3』 (1991年)
  4. 『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』 (1998年)
  5. 『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』 (2004年)
  6. 『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』 (2013年 ビデオスルー)
  7. 『チャイルド・プレイ ~チャッキーの狂気病棟~』(2017年 ビデオスルー)

私がこの中で観た覚えがあるのは「2」まででしょうか。第一作目から30年以上の月日が流れていますが、あの時のチャッキーから受けた恐怖は今でも忘れられません。

さて今回の『チャイルド・プレイ』は第一作のリブート版(シリーズにおける連続性を捨て、新たに一から仕切り直すこと)であります。今までの作品は、殺人鬼である人間が魔術を使って人形に乗り移っていましたが、今作ではAI搭載人形という設定となりました。そのAI搭載人形チャッキー(製品名は「バディ」と言います)には、ある人間が工場をクビにされた腹いせに、「悪の感情」を最大に設定したチップを埋め込んでしまいました。

AI・人口知能を搭載したチャッキーは、学習機能を持ち、電化製品やネットワーク制御を操れ、所有者を認識し感情を理解します。使用者の子供にしてみれば、自分のことを理解してくれる本当の友達のように感じるはずです。主人公のアンディはシングルマザーに育てられ、母の恋人に虐待まがいの扱いを受けている孤独な少年。そんなアンディの一番の理解者となってゆくのがチャッキーです。

「ボクたち、死ぬまで親友だよね?」
チャッキーの「悪の感情」は、アンディから殺意を学び、チャッキーの学習能力は、殺害手法をホラー映画から学習します。そして、チャッキーは友達アンディの思い「母親の恋人を殺してやりたい」とい気持ちを、とうとう実行に移します。そんな感じでストリーは進んでいきます。中盤からは暴走するチャッキーと、アンディやその友人たちとの戦いに突入していきますが、その友人たちの心強いこと。また、最後の母親の一撃の時のセリフには笑えました。

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