アーノルド・シュワルツェネッガー主演、映画『サボタージュ』のあらすじ・感 想など

私的評価

映画『サボタージュ』を観ました。
Amazonプライムビデオでの鑑賞です。

この映画、とにかく下品で暗い印象が強く、観ていて気が滅入りそうになりました。シュワルツェネッガー作品というと、正義感や豪快なアクションが際立つイメージがありますが、今回はその魅力があまり活かされていないように感じます。個人的には、伏線として描かれているシュワちゃん演じる主人公の妻子殺害への復讐をメインに据えていれば、もっとシンプルで緊張感のある映画になったのではないかと思います。

また、DEA(麻薬取締局)の荒くれチームのメンバーが次々と簡単にやられていく展開には少々違和感がありました。本当に特殊部隊だったのか?と思わず突っ込みたくなります。巨大な敵が組織を壊滅させるのかと思いきや、実際は単なる内輪もめのような展開で、緊迫感や脅威感が薄れてしまっていました。

原作であるアガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』とは、設定や内容がほとんど異なるようですが、確かにこの映画でも最後には「誰もいなくなる」という結末にはなっており、そこは原作へのオマージュとも言えるでしょう。

総じて、派手なアクションやシュワちゃんらしさを期待して観ると肩透かしをくらうかもしれませんが、ダークなサスペンスとして観れば一応楽しめる作品です。

★★☆☆☆

作品概要

監督はスキップ・ウッズ。
脚本はアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』。
製作はビル・ブロック他。
出演はアーノルド・シュワルツェネッガーです。

2014年制作のアメリカ映画です。ハリウッドが誇るアクションスター、アーノルド・シュワルツェネッガー主演によるアクション映画です。麻薬取締局特殊部隊のリーダーが、メンバーの命を次々と奪っていく犯人を追いながら事件の思わぬ真相にたどり着きます。いくつもの謎とスリルが交錯する展開と、壮絶なガンファイトも見どころです。

作品の紹介・あらすじ

解説
ハリウッドが誇るスター、アーノルド・シュワルツェネッガー主演によるアクションミステリー。彼が演じる麻薬取締局特殊部隊のリーダーが、メンバーの命を次々と奪っていく犯人を追いながら事件の思わぬ真相にたどり着く姿を活写する。メガホンを取るのは、『エンド・オブ・ウォッチ』などのデヴィッド・エアー。『タイタン』シリーズなどのサム・ワーシントン、『ハッスル&フロウ』などのテレンス・ハワードら実力派が共演する。いくつもの謎とスリルが交錯するストーリーに加え、壮絶なガンファイトの数々も見どころ。

あらすじ
麻薬取締局DEAの中でも最も強いとされる特殊部隊のリーダーを務め、ブリーチャー(破壊屋)の異名を持つジョン・ウォートン(アーノルド・シュワルツェネッガー)。彼とそのチームは麻薬カルテルのアジトを急襲し、巧みなチームワークと見事な戦術でミッションを成功させる。だが、組織が隠し持っていた1,000万ドルもの大金が突如として消え、それと同時に隊員たちが何者かによって一人、また一人と殺害されていく。報復や隊員の犯行などが疑われる中、ジョンは女性刑事と一緒に事件の真相を追い掛けていく。

シネマトゥデイ

感想・その他

主演を演じるのは我らがシュワちゃん。これくらいのアクション(?)ならまだまだ大丈夫ですね。しかし、肉体派俳優の悲しいところ。クリント・イーストウッドのような渋い老人役は無理ですね。ちょっと逝っちゃってるリジー役はミレイユ・イーノスという女優さん。彼女を知ったのがドラマ『THE KILLING』シリースと『ハンナ ~殺人兵器になった少女~』。決して美人とは言えませんが、味のある特徴的な顔立ちをしています。

主人公を務めた『THE KILLING』では良い役ですが、『ハンナ』では悪役(のち良い役に)、この映画でもぶっ飛んでいていい味出してます。

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