メル・ギブソン主演、映画『ブラッド・ファーザー』のあらすじ・感想など

私的評価

映画『ブラッド・ファーザー』を観ました。
レンタルDVDでの鑑賞です。

メル・ギブソンは昔から好きな俳優で、特に『ペイバック』や『キック・オーバー』のような復讐劇系アクションは何度でも観たくなるほどです。今回の『ブラッド・ファーザー』も基本的にはその系統の作品で、父と娘の関係性を軸にしたストーリー展開や、メル・ギブソンならではのタフで渋い魅力が前面に出ています。ただ、前述の名作たちに比べると全体的にやや小ぶりな印象は否めません。フランス映画として制作されているためか、低予算感がちらほら見え隠れしており、迫力あるアクションや大がかりな演出は控えめです。

それでも、やはりメル・ギブソン。たとえ規模が小さくても、スクリーン上で見せる存在感や演技力には目を見張るものがあります。荒っぽい言動やタフさの中に見えるわずかな人間味や優しさも感じられ、観ていて飽きることはありませんでした。派手さこそ控えめですが、メル・ギブソンの魅力を堪能できる一作です。

★★★★☆

作品概要

監督はジャン=フランソワ・リシェ。
脚本・原作はピーター・クレイグ。
製作はクリス・ブリッグス他。
出演はメル・ギブソン、ウィリアム・H・メイシーです。

2016年制作のフランス映画、日本では2017年6月に公開されました。

作品の紹介・あらすじ

解説
『ブレイブハート』など監督としても活躍しているメル・ギブソン主演のアクション。あるトラブルから、ギャング、警察、殺し屋に追われる娘を守り抜く元犯罪者の姿を追う。メガホンを取るのは、『アサルト13 要塞警察』などのジャン=フランソワ・リシェ。『天国の口、終りの楽園。』などのディエゴ・ルナ、『ファーゴ』などのウィリアム・H・メイシーらが出演する。

あらすじ
裏社会から去り、アルコール依存症から抜け出すためのリハビリをしながらひっそりと暮らしているジョン・リンク(メル・ギブソン)。ある日、数年前から音信不通だった娘のリディアが、彼の暮らしているトレーラーハウスを訪ねてくる。彼女はギャングとのもめ事を抱え、さらに警察と殺し屋にも追われていた。ジョンは、裏社会で培ってきたスキルを活用し娘を守ろうと……。

シネマトゥデイ

感想・その他

メル・ギブソンは、元犯罪者のジョン・リンクという娘を持つ父親を演じます。その娘とは数年前から音信不通の状態でした。しかし、娘が突然目の前に現れてから、ジョンは厄介ごとに巻き込まれるというストーリーです。メル・ギブソンのやさぐれ感が堪りません。

最後のアクションはイマイチでしたが、ハーレーでぶっ飛ばすところは非常に良かったです。追っかけてきた1人は振り返りショットガンで銃撃、もう1人は大型トレーラーと正面衝突させる…。あれですよ、あの映画。メル・ギブソンを一躍有名にした『マッドマックス』の最後と同じです。

最後には、どうしようもない娘・リディアを守り切り、更生させることに成功します。その、どうしようもない娘役リディアには、エリン・モリアーティという女優さん。可愛い顔してますがタイプではありません。そしてこの映画の中では、とんでもなく疫病神でした(笑)

コメント