ケビン・コスナー主演、映画『ラストミッション』のあらすじ・感想など

私的評価

映画『ラストミッション』を観ました。
Amazonプライムビデオでの鑑賞です。

評価は★三つとしましたが、意外とコミカルなシーンも多く、結構楽しめる作品でした。ストーリー自体はスパイアクション映画として売り出されていますが、観ているとどちらかと言えば家族愛を描いた映画の色合いが強い印象です。主人公の行動原理や葛藤が、家族との関係性に深く結びついているのが感じられました。

特に印象的だったのは、ケビン・コスナー演じる主人公の乱闘シーンです。人を殴る動き一つ一つに独特の迫力と力強さがあり、年齢を重ねた俳優ながらも、画面越しに伝わるパワーがすごく、思わず見入ってしまいました。コミカルな部分とシリアスな部分のバランスも良く、軽く楽しむには十分な映画でした。

★★★☆☆

作品概要

監督はマックG。
脚本・原案はリュック・ベッソン。
製作はアディ・ハサックほか。
主演はケビン・コスナー、その他出演者にはアンバー・ハード、コニー・ニールセンほか。

2014年制作のアメリカのアクション映画です。監督は『ターミネーター4』などのマックGが務め、主演の病に倒れた腕利きCIAエージェント役には、映画『アンタッチャブル』のケヴィン・コスナーが務めています。原案・脚本を担当するのは、あの数多くのヒット作を出してきたリュック・ベッソン。

作品の紹介・あらすじ

解説
『ターミネーター4』などのマックGが監督を務め、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』などのケヴィン・コスナーを主演に迎えたアクション。病に倒れた腕利きCIAエージェントが、パリを舞台に極悪非道なテロリストとの最後の戦いに挑む姿を活写する。脚本を担当するのは、数多くのヒット作に携ってきたリュック・ベッソンら。ケヴィンのいぶし銀の熱演が光る主人公の姿に心打たれる。

あらすじ
余命わずかだと言い渡されたCIAエージェントイーサン(ケヴィン・コスナー)は、残された人生を家族と共に過ごすためパリへと向かう。長い間家庭をおろそかにしてきた彼は、難しい年頃の娘ゾーイ(ヘイリー・スタインフェルド)との仲もぎくしゃくしていた。そんな折、CIAエージェントのヴィヴィ(アンバー・ハード)が、イーサンに最後のミッションのオファーをしに来るが……。

シネマトゥデイ

感想・その他

ケビン・コスナーと言えば、やはり『アンタッチャブル』が真っ先に思い浮かびます。当時スクリーンに現れた彼の姿に、「なんてハンサムな俳優だろう」と感嘆したものです。その後の『ボディーガード』も珍しく映画館で観賞し、ビデオでも何度も繰り返し観た記憶があります。また、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』や『パーフェクト・ワールド』もそれなりに楽しめましたが、正直「これは傑作」と言い切れるほどではなかった気がします。

もちろん彼の全作品を観たわけではありませんが、いくつかの作品を通じて私が感じたのは、ケビン・コスナーという俳優は「残念な俳優」だということです。これは決して演技力の問題ではなく、彼が出演する作品に恵まれていないことが大きいと思います。実際、私が映画館で観た『ティン・カップ』や『メッセージ・イン・ア・ボトル』は、正直言って最悪でした。それ以来、しばらく彼の作品からは距離を置くようになりました。

とはいえ、ケビン・コスナーはやはりトップスターです。歳を重ねた現在でも、毎年必ず何かしらの映画に出演しています。今回、2014年制作の『ラストミッション』を観てみて、これまでの印象とは少し違い、「あれ、意外と楽しめるかも」と思わせてくれました。この映画をきっかけに、最近の他の作品にも目を向けてみようという気持ちになっています。

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