ジョン・トラボルタ主演、映画『リベンジ・リスト』のあらすじ・感想など

私的評価

映画『リベンジ・リスト』を観ました。
Amazonプライムビデオでの鑑賞です。

ちょっと前に、テレビでキアヌ・リーブス主演の『ジョン・ウィック』を観たばかりだったので、どうしても比べてしまいます。ストーリーの基本構造はどちらも復讐劇という点で似ていますが、大きな違いはその洗練度でしょう。『ジョン・ウィック』はスタイリッシュで垢抜けた印象ですが、『リベンジ・リスト』はどこか野暮ったく、垢抜けない印象を受けます。これは主演のジョン・トラボルタの顔や体形によるところが大きいのかもしれません。

ストーリー面でも、主人公スタンリーの妻が殺された理由など、ちょっとした謎が設定されていますが、展開はやや安直で説得力に欠けます。個人的には、『ジョン・ウィック』のように、理由はシンプルに「復讐する痛快アクション劇」に徹した方が楽しめたと思います。その場合、悪党は思い切って超悪党に設定してもらい、主人公の復讐がより爽快になる演出が欲しかったところです。

★★★☆☆

作品概要

監督はチャック・ラッセル。
脚本はポール・スローン。
製作はマイケル・メンデルソーンです。
出演はジョン・トラボルタ、クリストファー・メローニほか。

2016年制作のアメリカのアクション映画です。ジョン・トラボルタ演じる元特殊部隊工作員の主人公が、殺された妻への復讐に燃えるアクション作品です。監督は『イレイザー』や『スコーピオン・キング』のチャック・ラッセルです。

作品の紹介・あらすじ

解説
最愛の妻を目の前で殺された男が元特殊部隊工作員としての戦闘能力を駆使し、事件を葬り去った社会の闇に立ち向かっていくクライムアクション。妻の殺害犯を警察が野放しにする中、自らの手で犯人を裁くため復讐(ふくしゅう)に乗り出す主人公を、ジョン・トラヴォルタがほぼスタントなしで演じ切った。『マスク』『イレイザー』などのチャック・ラッセル監督がメガホンを取り、トラヴォルタの代表作『パルプ・フィクション』を手掛けたアンジェイ・セクラが撮影監督を務める。

あらすじ
自動車修理工のスタンリー・ヒル(ジョン・トラヴォルタ)は、目の前で強盗に妻を殺害される。容疑者は逮捕されたにもかかわらず裏社会とつながる悪徳警官によって釈放され、事件は闇に葬り去られてしまう。理不尽な現実と、妻を守れなかった自分の無力さに怒りを爆発させたスタンリーは、かつて特殊部隊の工作員として極秘任務に関わった殺人スキルを解き放ち、リベンジの鬼と化していく。

シネマトゥデイ

感想・その他

この映画の中で「めっけもの」はクリストファー・メローニという俳優さん。この人の顔や雰囲気が、とてもいいんです。この人は、主人公スタンリーの元工作員時代の仲間デニス役。大体、この手の役柄の人は途中で殺されることが多く、「ああ、ここで死ぬか」と思わせるところを、すばらしいアクションで切り抜けました。代表作は、テレビドラマの『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』や『OZ/オズ』など。どちらも観ていませんが、これらのドラマを観たくなるほど、雰囲気とアクションがよかったです。

さてこの映画、最後は黒幕の州知事と格闘する訳ですが、この州知事は何者なのでしょうか。年の頃は、スタンリーと同じくらいか上? それが元特殊部隊の工作員であったスタンリーといい勝負するんですから、ビックリです。普通なら逃げるところを、向かっていきましたからね。余ほど自信があったようで、ああ見えて格闘技経験者だったのかもしれません(笑)

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