私的評価
よみうりテレビ制作の連続ドラマ『オンリー・ユー〜愛されて〜』を観ました。レンタルDVDでの視聴です。
今回久しぶりに観たのですが、出演者がみな若い。大沢たかおさんも鈴木京香さんも、私とそんなには年齢の差がありませんので、仕方のないことですよね。それにしても、若かりし鈴木京香さんがとても美しい。ホントに美しい。私はこのドラマを観てから京香ファンになったのでないか、そんな気がします。たまに見せる顔が、綾瀬はるかさんに見える時があるんですよね。改めて、自分の好みの顔なんだと感じた次第です。
★★★☆☆
作品概要
脚本は神山由美子。プロデューサーは山本和夫、小泉守。
制作は、よみうりテレビです。
主演は鈴木京香と大沢たかお、その他出演者は伊原剛志、稲森いずみ、大谷直子ほか。
1996年1月より日本テレビ系列で放送されたテレビドラマです。知的障害を持つ純粋な男性と売れっ子のトップモデルとの純愛を描きます。
作品の紹介・あらすじ
澄生は、ちひろの恋人・敬之が経営するレストランで働く皿洗い。IQは低いが優しい心の持ち主である彼は、家族と離れひとり暮らしをしている。近所に住むちひろの部屋を、双眼鏡でのぞくことが彼の日課。美しい女神を見るような気持ちでちひろを見守る澄生。やがてそれは見返りを求めない無償の愛へと変わっていく。
第1話 オンリー・ユー〜愛されて〜「裏窓より愛を込めて…」
第2話 オンリー・ユー〜愛されて〜「見つめていたい」
第3話 オンリー・ユー〜愛されて〜「僕のこと好き?」
第4話 オンリー・ユー〜愛されて〜「誘惑のキス」
第5話 オンリー・ユー〜愛されて〜「転落汚れた私でも好き?」
第6話 オンリー・ユー〜愛されて〜「夢かもしれない…」
第7話 オンリー・ユー〜愛されて〜「突然のさようなら」
第8話 オンリー・ユー〜愛されて〜「走れ!一番逢いたい人へ」
第9話 オンリー・ユー〜愛されて〜「死ぬかもしれない」
第10話 オンリー・ユー〜愛されて〜「永遠の愛、海へ」
WEBザテレビジョン
感想・その他
大沢たかおファンの妻と、鈴木京香ファンの私が、なぜか数年おきに観たくなるドラマ、それが『オンリー・ユー〜愛されて〜』です。1996年にTBSで放送された作品で、もう20年近く前のドラマになります。西暦で言われるとあまりピンと来ないのですが、平成8年――実は、我々夫婦が結婚した年でもあります。当時の世の中はというと、バブル景気が崩壊してからすでに5年ほどが経過しており、経済的には「失われた時代」がじわじわと始まっていた頃。でも、このドラマの中に映る人々の生活や価値観には、まだどこか“バブルの残り香”が漂っているんですね。ブランド志向や都会的な恋愛模様、ちょっと浮ついた会話のテンポ感――そうした雰囲気が、妙に懐かしくもあり、時代の空気をリアルに映しているなと改めて思います。
放送が始まったのは1月、つまり我々が結婚する少し前だったので、おそらくリアルタイムでは観ていなかったはず。最初に観たのは、結婚してしばらく経ってからの再放送、もしくはレンタルビデオだったかもしれません。どちらにせよ、ある日ふとしたきっかけで観始めたこのドラマが、我々夫婦のちょっとした“定番作品”になっていきました。
主題歌は、オリジナル・ラブの「プライマル」。この曲がまた、ドラマの世界観にぴったりとハマっていて、観終わったあともずっと耳に残るんです。気づけばクルマの中で何度も何度も聴くようになり、すっかり生活のBGMになっていました。正直なところ、最初は「プライマル」が曲名なのか歌手名なのか、どっちがどっちなのか分かっていなかったくらい(笑)。でも、そのくらい自然に染み込んでしまう、そんな音楽とドラマの関係性って、最近の作品ではなかなか見られなくなった気がします。
ドラマの内容自体は、今あらためて観てみると多少時代を感じさせるところもありますが、それでも主人公たちの心の揺れや不器用な恋模様は、今観てもやっぱりグッとくるものがあります。大沢たかおの爽やかさと、鈴木京香の知的で柔らかい佇まい。どちらも若さの中に芯があって、とても魅力的です。二人の共演がまた観たいね、なんて言いながら、私たちは何度目かの『オンリー・ユー』を観るのです。
年月が経っても、変わらず観たくなる。自分たちの“原点”みたいな一本。そんな存在のドラマって、そう多くはありません。だからこそ、ふと立ち止まりたくなる時に、我が家ではまたこの作品を手に取ってしまうのです。
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