
昼一番から作業を始めて、今日はすべて終わらせるつもりで意気込んでいました。ところが、午後4時を過ぎたあたりから雲行きが怪しくなり――いや、天気ではなく、作業の進行状況の話です。
今回のメイン作業はフロントフォークの取り付け。何度も仮組みと分解を繰り返す羽目になり、想定以上に時間を取られてしまいました。結果として、当初の「一日で完了」の計画はもろくも崩れ去り、今日はこの段階で終了することに。
原因はというと――ベアリングの取り付けミスでした。フロントフォークを固定するヘッドパーツには、上側と下側にベアリングボールが入っていますが、その向きを逆に取り付けていたのです。本来、ベアリングカップに収まるべき向きがあるのですが、それを上下ともに間違えていたため、どうやってもガタつきが取れず、「なんでだ?」と首をひねるばかり。
ベアリングの向きを正しく直したところでようやく納得のいくフィット感となり、カチッと決まったときには思わず「そういうことか…」と独り言を漏らしてしまいました。
見た目は小さな部品ですが、取り付け精度や向きにこれだけ大きな影響が出るのだと、改めて実感。シンプルな作業と思いきや、ひとつのミスが全体の仕上がりを左右するという、自転車整備の奥深さを痛感した一日でした。るんです。




パーツの取り付けは、やっぱり楽しい。
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