
Facebookで発覚した、ユーザー8000万人分もの個人情報不正利用の問題。
しかも、その情報を使ったとされるのが、選挙関連のコンサルティング会社「ケンブリッジ・アナリティカ」だというのだから驚きです。世論操作やターゲット広告に利用されていた可能性が指摘され、世界中で大騒ぎになりました。
けれど、これは氷山の一角にすぎないのではないか、と思わずにはいられません。
実際に表に出ていないだけで、もっと多くの情報が漏れているはず。
例えば――数年前に話題になった、ちょっと背筋が寒くなるようなスマホアプリ。道行く人の顔をカメラで撮影すると、その場でその人の個人情報が表示されるという代物です。まるで映画の中の話のようですが、仕組みを考えれば恐ろしいほど単純。Facebookにアップされている膨大な顔写真データと照合し、個人を特定しているのではないかと噂されました。
自分の顔が、気づかないうちに「検索キー」として世界中で使われているかもしれない――そう考えると、ゾッとします。
「怖い話だよね、リンちゃん」
「ほんとだね、キイ。アタイらもFacebookやめちゃおうか」
そんな猫たちの何気ないやりとりが、妙に現実味を帯びて聞こえてしまうのでした。
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