
私が二階へ上がると、不思議なことに、さっきまで一階でスヤスヤ寝ていたはずの猫たちが、気がつけば音もなく二階へついて来ています。まるで「おっ、これは何か始まるぞ」という合図を敏感に感じ取ったかのよう。猫たちのアンテナは本当に侮れません。
リンは昔から変わらず、何をするでもなく、ただ静かにちょこんと座り、じっと私の作業を見守ってくれます。その落ち着いた姿には、どこか風格すら漂っていて、視線を感じるたびに不思議と背筋が伸びる思いです。
一方のキイはというと…まるで性格の対照実験のよう。部屋の中をウロウロ、チョコマカと動き回って、まったく落ち着きがありません。しまいには作業どころではなくなるので、最終的に「強制退去」となるのがいつもの流れです。
そして昨日のこと。作業に集中していた私の部屋のドアが、静かに「カチャッ」と開きました。誰かと思えば、そこに現れたのはリン。リンはジャンプしてドアのノブを押してドアを開けることができます。様子を見に来たようで、ちょこんと顔を覗かせる姿に、「ああ、やっぱり気になっていたんだな」と思わず笑ってしまいました。

土曜日はキイが邪魔しながらの伸び。

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