あまりにも天気が良く、風も穏やかでまさに絶好のサイクリング日和だったので、今日は思い立って外に出ることにしました。
といっても、本格的なサイクリングというよりは、のんびり気ままに走る「ポタリング」といった感じです。
行き先に選んだのは、気軽に足を運べる名古屋港方面。
距離もそれほど長くないので、こういう時にはやっぱり小回りがきくお気に入りの小径車「プルミーノ」で出発するのがちょうどいいです。
ゆるやかなペースで走るには本当にぴったりの一台です。
コースはいつもの定番ルート。中川運河沿いをゆっくりと南下しながら、稲永埠頭、金城埠頭へと進みます。 そして目的地である金城ふ頭中央緑地で一息ついて、帰り道はフェリー埠頭の前を通って折り返すというルート。 全体の走行距離はおよそ28キロほどで、程よく体を動かすにはぴったりの行程です。
この日は、金城ふ頭中央緑地でベンチに腰掛け、少し遅めの休憩をしていたところ、見知らぬご年配の方に話しかけられました。
年の頃は70代くらいでしょうか。栄にお住まいだそうで、あおなみ線に乗って、このあたりまでふらっと海を見に来られたとのこと。
「ときどき、無性に海が見たくなるんですよ」と穏やかな笑顔でおっしゃっていて、なんだかとても印象的でした。
お弁当を持ってきて、海辺でゆっくりと過ごすのが楽しみなのだそうです。
その話を聞いて、確かに今日のような穏やかな日は、海を眺めながらお弁当を広げてのんびりするのも、とても贅沢な過ごし方だなと感じました。
ついつい話が弾んでしまい、気がつけば30分以上もその場で休憩していたほどです。
さて、今日のようにゆるやかに走って、ちょっとした発見や出会いがあるようなポタリングこそ、自転車の楽しさを一番感じられる時間かもしれません。
無理なく、疲れすぎず、心地よい疲労感と満足感が残るちょうどいい距離。個人的にはこれくらいのライドが一番性に合っている気がします。
今月中は、今日のような陽気が続きそうですし、もう少しこの“ちょうどいい距離”を楽しみながら、自転車生活を続けてみようかなと思っています。
季節の移ろいを肌で感じながら、気ままに走る――そんな日々も悪くありませんね。


0 件のコメント:
コメントを投稿