デンゼル・ワシントン主演、映画『イコライザー THE FINAL』のあらすじ・感想 など

2024年3月25日月曜日

デンゼル・ワシントン 映画 映画(洋画)

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私的評価

映画『SISU/シス 不死身の男』を観ました。
Amazonプライムビデオ(有料)での鑑賞です。

大好きだったこのシリーズも、副題に「THE FINAL」とあるように今作で終了のようです。第1作が2014年でそれからもう10年経ち、デンゼル・ワシントンももう69歳(2024年現在)で、アクション映画としては、さすがに歳をとり過ぎた感は否めません。また、今作の悪役はイタリアン・マフィアですが、いま一つ迫力がなくマッコールにあっけなくやられてしまい、とてもショボイのです。第1作の悪役(ロシアン・マフィアの殺し屋)の方が、断然手強い相手でした。そんな訳で星3つです。

★★★☆☆

作品概要

監督はアントワーン・フークア。
脚本はリチャード・ウェンク。
製作はトッド・ブラック、ジェイソン・ブルメンタル、デンゼル・ワシントンほか。
主演はデンゼル・ワシントン、その他出演者にダコタ・ファニング、デヴィッド・デンマンほか。

2023年のアメリカのアクション・スリラー映画です。『イコライザー』シリーズの第3弾で、今作の舞台はイタリアで、主人公マッコールがイタリアン・マフィアを成敗します。

作品の紹介・あらすじ

解説
元CIA工作員が、闇の仕事請負人として悪を抹消する『イコライザー』シリーズの最終章となる第3弾。ある田舎町を安住の地に定めた主人公が、その町を恐怖に陥れる強大な悪に立ち向かう。前2作に続き『トレーニング デイ』などのアントワーン・フークアがメガホンを取り、本シリーズなどでフークア監督と組んできたリチャード・ウェンクが脚本などを担当。オスカー俳優デンゼル・ワシントンがシリーズを通して主人公を演じ、デンゼル主演作『マイ・ボディガード』などのダコタ・ファニングらが共演する。

あらすじ
シチリアでの事件を機に心身ともに限界を感じたロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)は、イタリア・アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町にたどり着く。身内のように接してくれる人々の温かさに触れ、彼はこの町を安住の地にすることを望み、イコライザーのスイッチともいうべき腕時計を外すことにする。しかしこの地にも魔の手が迫り、町の人々が暴力に巻き込まれるのを見て、ロバートはイコライザーの仕事を再開。やがて、事態はイタリア全土を巻き込む爆破テロ事件へと発展する。

シネマトゥデイ

感想・その他



映画『イコライザー THE FINAL』を観ました。シリーズ完結編にふさわしい緊張感と、デンゼル・ワシントン演じるマッコールの静かなる怒りと正義がじわじわと胸に迫る作品でしたが、もう一人、物語に彩りを加えていた存在がいました。
それが、CIAの新人捜査官・エマを演じたダコタ・ファニングです。

ダコタ・ファニングといえば、言わずと知れた“元・天才子役”。彼女の名前を聞いてまず思い出すのは、やはり映画『アイ・アム・サム』(2001年)でしょう。ショーン・ペン演じる知的障がいのある父親と暮らす少女役を、わずか7歳で演じきり、その演技力の高さに世界中が驚かされました。そしてその後も『宇宙戦争』(2005年)ではトム・クルーズの娘役としてパニックに巻き込まれる少女を好演し、一躍ハリウッドの顔となりました。

私にとっては、日本の子役で例えるなら安達祐実のような存在です。演技力に優れ、子どもらしさと大人びた表情をあわせ持ち、どこか芯の強さが感じられる。そして何より、顔立ちが似ていると思うんですよね。あくまで主観ですが、ダコタ・ファニングを観るたびに、安達祐実が浮かびます。あの独特の瞳の印象、凛とした佇まい…。私の中ではすっかり“ハリウッドの安達祐実”という位置づけです。

そして興味深いのは、今回共演しているデンゼル・ワシントンとは、実は20年前にも映画『マイ・ボディガード』(2004年)で共演しているという事実。当時のダコタはまだ10歳前後で、デンゼル演じる元CIAのボディガードと少女との絆が描かれる、涙なくしては観られない作品でした。そんな二人が、今作では立場を変え、大人同士として再びスクリーンで顔を合わせているのです。その年月の重み、成長の跡、そして互いの信頼感のようなものが画面からにじみ出ていて、映画の深みに一役買っていたように思います。

また、彼女は私の大好きなテレビドラマ『ER緊急救命室』にも出演していました。シーズン6の19話、「ザ・ファースト・スノウ」という回で登場するのですが、当時すでに話題の子役だった彼女をゲストに呼ぶあたり、やはり話題性を意識していたのでしょう。それだけ彼女が“引っ張りだこ”だった証でもあります。子どもであれ、作品に出演するだけで注目を集める存在はそうそういません。

そんな彼女が、今作で見せた演技は、子役時代の繊細さとはまた違い、若き捜査官としての緊張感と、少しずつ成長していく芯の強さを丁寧に表現していて、まさに“大人になったダコタ・ファニング”を感じさせるものでした。あの無垢だった少女が、今では国家を背負う役どころを演じるようになったのかと思うと、なんだか感慨深いものがあります。

映画としてもシリーズの完結にふさわしく、静かでありながら深い余韻を残す一本でしたが、同時に20年の時を経て再び同じスクリーンに立ったダコタとデンゼルの関係性に、もう一つの物語を見たような気がしています。





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1964年生まれ。糖尿病を患ってから、自転車と歩くことを趣味にしています。毎日クスリ飲んでます。

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