
天気に恵まれたゴールデンウィークの3日と4日。
空は晴れ渡り、風もほどよく、家にこもっているのがなんだかもったいなく思えてきて、ふらりと歩きに出かけることにしました。特に行き先を決めていたわけではありません。ただ、気の向くまま、足の赴くまま。こういう気軽な散歩ができるのも、連休ならではの贅沢です。
いつものようにイヤホンを耳に差し、ラジオを流しながら歩きます。普段は何気なく聞き流しているトークも、外の風景の中で聞くと不思議と耳に残ります。その日、ちょうど話題になっていたのが「ゴールデンウィーク」という言葉の由来についてでした。
なんとなく“ゴールデン”という響きから、国家的な記念週間か何かかと思っていたのですが、実は映画業界が作った宣伝用語だったというのだから驚きました。昭和30年代(1950年代)に、映画館に人を呼び込むために考案された言葉だそうです。大型連休の時期にヒット作を集中上映しようという発想で、宣伝ポスターや新聞広告に「ゴールデンウィーク!」と打ち出していたとか。
なるほど、それを聞いて合点がいくと同時に、ふと自分の子供時代を思い出してしまいました。私が小・中学生だった1960年代、70年代に「ゴールデンウィーク」という言葉が、果たして一般的に使われていたのか……。うーん、正直、まったく記憶にありません。カレンダーに並ぶ“赤い日”の多さに、「なんか休みが多いなあ」くらいの感覚はありましたが、それを特別な呼び名で意識するようなことはなかったように思います。周りの大人たちも「連休だな」くらいで済ませていたような気がします。
今ではすっかり定着したこの言葉も、もとは映画業界のキャッチコピー。時代は変わっても、人はやっぱり“ちょっと特別な休日”に心が浮き立つものですね。歩きながら、季節と記憶が交差する——そんな、心地よいひとときでした。


3日はいつもの七里の渡しへ。



4日は中川区辺りを適当に歩きました。
この二日は、なるべく今まで通ったことのない道を選んで歩きました。
「へぇー、こんなところに…」なんてことがあり、楽しく歩けました。

左が5/3で、右が5/4です。
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