私的評価
映画『君の膵臓をたべたい』を観ました。Amazonプライムビデオでの鑑賞です。
観始めから桜良(主人公の女の子)の最後は想像していましたが、ちょっと嫌な終わり方ではありました。途中で「連続殺人」というのが出てきましたが、そんな伏線の回収の仕方には賛同できませんでした。とは言え作者には、そうさせる意図があったのでしょう。余命宣告されたその時まで生きられなかった桜良…。明日は我が身、「一日一日を大切に生きよう」と、誰もがその時は思うはずです。
お涙頂戴の青春映画ですが、めっきり涙もろくなった私の目から、涙は流れることはありませんでした。
★★★☆☆
作品概要
監督は月川翔。原案は住野よるの『君の膵臓をたべたい』。
脚本は吉田智子。
製作は神戸明。
主演は浜辺美波と北村匠海、その他出演者に小栗旬、北川景子、上地雄輔ほか。
2017年7月公開の日本映画です。同名の原作本は、2016年「本屋大賞」第2位を初め、多数のランキングで上位に選出されています。この映画では、原作の高校生時代は過去のこととして描かれ、原作にはない12年後が現在となっています。
作品の紹介・あらすじ
解説
住野よるの小説を映画化。膵臓(すいぞう)の病を患う高校生と同級生の“僕”の交流を、現在と過去の時間軸を交差させて描く。『エイプリルフールズ』などの浜辺美波と『あやしい彼女』などの北村匠海が主演を務め、現在の僕を小栗旬、ヒロインの親友を北川景子が演じる。監督は『黒崎くんの言いなりになんてならない』などの月川翔、脚本は『アオハライド』などの吉田智子が担当。
あらすじ
高校の同級生・山内桜良(浜辺美波)がひそかにつづる闘病日記「共病文庫」を偶然見つけた僕(北村匠海)は、彼女が膵臓(すいぞう)の病気で余命わずかなことを知り、一緒に過ごすようになる。彼女の言葉をきっかけに母校の教師となった僕(小栗旬)は、桜良が亡くなってから12年後、教え子と会話をしていた際に、桜良と過ごした数か月を思い出す。一方、結婚を控えた桜良の親友・恭子(北川景子)も、桜良との日々を思い返し……。
シネマトゥデイ
感想・その他
浜辺美波ちゃん、やっぱり可愛かったです。彼女のことはドラマ『アリバイ崩し承ります』で初めて知り、それ以来ちょっとした贔屓(ひいき)にしていました。でも、正直言うと最近はその贔屓度がだんだん下降線を辿ってしまっていたんです。理由はいくつかあります。まず単純に、見慣れてしまって飽きてきたということ。そしてもう一つは、なんとなく彼女の魅力が「イケてない」方向に感じられてきたこと。言い換えれば、いわゆる“ダサい”感じが否めなかったんです。
個人的には、あのドコモの「d払い」のCMが大きな要因だったのではないかと考えています。あの時期、あのCMがテレビでやたら流れていましたよね。そして浜辺美波ちゃんのあの独特な踊り…正直、見飽きてしまった上に、どこかイケてない感じが強調されてしまったように思います。ファンとしては少し残念なところもありました。
そんな状況だったので、新しい出演作も「全然観る気が起きないなあ」と思っていたのですが、ある日妻がこの映画を観始めたので、ついつい一緒に観てしまいました。題名は長いので略称で「キミスイ」と呼ばれているようですが、私も正式名称の『君の膵臓をたべたい』は何度聞いても言いにくくて、「キミスイ」で通そうと思います。ただ、正直なところ人前で「キミスイ」の話題を出すのはちょっと恥ずかしいかな…と思っています。
ドラマの中で改めて見る浜辺美波ちゃんは、やはり魅力的で、透明感のある演技も光っていました。以前感じていた“ダサさ”もいつの間にか薄れていて、彼女が持つ純粋な良さがしっかり伝わってきました。やっぱり長く応援してきて良かったな、と思うと同時に、また新たに彼女の活躍を楽しみにしたくなりました。
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