イヤホンやマウスのコードを見つけると、まるで宝物でも掘り当てたかのようにカミカミしてしまうのがキイのクセ。気がつけば大事なコードが無惨な姿に…。さらに、リンを追いかけ回しては部屋中をドタバタ走り回り、挙げ句の果てにはトイレの水にうっかり落ち、びしょ濡れのまま大暴走。床は水浸し、私たちは大慌てと、まるで台風のような存在です。
あまりに度が過ぎると、ついに「もう出て行きなさい！」と部屋から締め出される羽目に。家族の中でも「横着すぎる！」と半ば呆れられ、扱いがぞんざいになってきてしまいました。
その点、先住猫のリンは大人しく、おしとやかに見えるので、どうしても比較してしまいます。でも、よくよく思い返してみれば、リンも子猫の頃は決して天使ではありませんでした。観葉植物をホリホリして土をまき散らしたり、ソファーやカーテンを爪でボロボロにしたりと、今のキイに負けず劣らずの「やんちゃ姫」だったのです。
だからきっと、キイも時間とともに落ち着いてくれるはず。そう信じているのですが、今はただただ嵐のような日々…。それでも、普段あれだけ暴れん坊なキイが、ふと長めに眠っていると「もしかして体調が悪いのかな？」と心配になってしまうのだから不思議です。鬱陶しいやんちゃっ子であっても、大切な家族であることに変わりはありません。
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