サリヴァン・ステイプルトン主演、映画『300〈スリーハンドレッド〉~帝国の 進撃~』のあらすじ・感想など

2018年2月26日月曜日

映画 映画(洋画)

t f B! P L

私的評価

映画『300〈スリーハンドレッド〉~帝国の進撃~』を観ました。
Amazonプライムビデオの字幕版での鑑賞です。

題名に「300」とありますが、実際には『300〈スリーハンドレッド〉』そのものの続編というよりは、同じ時代・世界観を共有するサイドストーリー的な位置づけの映画です。本編と同様に古代ギリシャとペルシア帝国との戦いを描いていますが、舞台や登場人物は異なり、あくまで並行して起きていたもう一つの戦場に焦点が当てられています。そのため、本作単体でもある程度楽しめますが、前作を観ておくとより理解と没入感が深まります。

さて、私にとってこの作品は、エンタメとしてだけでなく、トレーニングのお供としても大変優秀でした。というのも、私は日々の運動の一環として、室内で行うローラー台トレーニング(自転車を固定して漕ぐトレーニング)を取り入れています。この運動、実は単調になりがちで、時間がとても長く感じられるのが難点。そんな時に力を発揮してくれるのが、ドキドキ・ハラハラさせてくれる格闘技系番組やアクション映画なのです。

この映画はまさにうってつけでした。戦闘シーンの連続と緊張感あふれる展開に、観ているこちらの心拍数も自然と上昇。戦士たちの動きに合わせてペダルを回していると、あっという間に時間が過ぎていき、「辛い」と感じる暇もありませんでした。むしろ、物語の展開が気になって、もう少し漕いでいたいと思ったほどです。運動のモチベーション維持に困っている方には、こうした“闘う映像”を活用するのも一つの手かもしれません。

★★★☆☆

作品概要

監督はノーム・ムーロ。
原作はフランク・ミラーのグラフィックノベル『Xerxes』。
脚本はザック・スナイダー、カート・ジョンスタッド。
製作はジャンニ・ヌナリ、マーク・キャントンほか。
主演はサリヴァン・ステイプルトン、その他出演者にエヴァ・グリーン、レナ・ヘディほか。

2014年のアメリカのアクション映画です。2007年の映画『300〈スリーハンドレッド〉』の続編であり、前作の出来事の前後の物語が描かれています。前作の監督・脚本であるザック・スナイダーが、脚本・製作を務めています。

作品の紹介・あらすじ

解説
フランク・ミラーのグラフィックノベルを実写化したヒットアクション『300 <スリーハンドレッド>』の続編。前作で命を散らしたスパルタのレオニダス王に代わってペルシャ軍に挑む、アテナイのテミストクレス将軍と彼が率いる兵士たちの激闘を活写する。メガホンを取るのは、『賢く生きる恋のレシピ』のノーム・ムーロ。『L.A. ギャング ストーリー』などのサリヴァン・ステイプルトン、『パーフェクト・センス』などのエヴァ・グリーンらが出演。壮絶な肉弾戦はもちろん、戦う男たちの絆をめぐるドラマにも注目。

あらすじ
100万もの兵を率いてギリシャ侵攻を図るペルシャ帝国を相手に、300人の精鋭と共に戦いを繰り広げた果てに命を落としたスパルタのレオニダス王。彼の遺志を継ぐようにしてアテナイのテミストクレス将軍(サリヴァン・ステイプルトン)は、パン屋、陶工、詩人といった一般市民から成るギリシャ連合軍を率いてペルシャ帝国に立ち向かっていく。ペルシャ帝国の海軍指揮官アルテミシア(エヴァ・グリーン)らと拮抗する中、ついに大海原を舞台にした最終決戦を迎えることに。

シネマトゥデイ

感想・その他

ローラー台(サイクルトレーナー)を回しながら観たので、どうしても細かなセリフや映像のディテールは見逃したり聞き逃したりしている部分がありますが、それでも感じたことを少し書き留めておきたいと思います。

まず、この映画をじっくり腰を据えて真剣に鑑賞する作品かというと、正直なところ、そうでもないかもしれません。前作『300〈スリーハンドレッド〉』の時には、その独特の映像表現——ハイコントラストで重厚な色調、スローモーションを多用した戦闘シーン、そして容赦ない流血描写にかなりの衝撃を受けましたが、続編となる本作では、そうしたビジュアル演出にも慣れてしまい、新鮮味はやや薄れていると感じました。

ただ、それでもこの作品は、単純にアクション映像を楽しむための“観る筋トレ用エンタメ”としては非常に優秀です。難しいストーリーを読み解く必要はなく、善悪が明確で、戦う動機もシンプル。まさに、何も考えずにド迫力の映像に身を任せることで満足できるタイプの映画と言えるでしょう。

前作で一際強烈な印象を放っていたのが、ペルシア帝国の王・クセルクセス1世です。奴隷に担がせた巨大な神輿の上で金のアクセサリーと金パンツに身を包み、鼻ピアスまで付けたその姿は、神々しさというより異様な威圧感で観る者を圧倒しました。今回の続編では、そのクセルクセスがどうしてあのような姿になったのか、その“誕生秘話”的な過去が少しだけ明かされます。これがまた興味深く、もともとは普通の人間だった彼が、どうして「神王」として君臨するに至ったのかという変遷が描かれ、前作とのつながりを感じさせてくれます。



自己紹介

自分の写真
1964年生まれ。糖尿病を患ってから、自転車と歩くことを趣味にしています。毎日クスリ飲んでます。

このブログを検索

人気の投稿

Amazon

ラベル

自転車関係 映画 映画(洋画) ドラマ ねこ ウォーキング Tommasini 読書 DA17V エブリイ GIOS PULMINO キイ 小径車 リン サイクリング 車関係 DIY メンテナンス 映画(邦画) その他 連続ドラマ(海外物) 自転車 連続ドラマ(日本物) ROAD 自転車小物 ノンフィクション チューブレスレディ 小説 熱田区 MAVIC トレッキング 多度山 用品・モノ WOWOW 知多半島 ローラー台 単発ドラマ 全塗装 MTB 三重県 岐阜県 中川運河 滋賀県 知識 知多四国 アウトドア用品 七里の渡し 堀川 ニコラス・ケイジ 名古屋港 自転車レース 長野県 タイヤ 中川区 FOCUS SPERBUD シーラント剤 北の国から 靴修理 RECARO テレビ番組 リーアム・ニーソン レカロシート 名古屋 工具 旅行 日産ROOX 椅子 浅田次郎 エッセイ ジェイソン・ステイサム 瑞穂区 エーゼット(AZ) ドキュメンタリー ムウ 日常 磯田道史 F1 WRC おとこの料理 クウ デンゼル・ワシントン ビワイチ 中村区 実用書 山陰 山陰海岸ジオパークトレイル 車中泊 キアヌ・リーブス マーク・ウォールバーグ ロングトレイル 余呉湖 役所広司 木曽三川公園 池波正太郎 熊野古道 熱田神宮 特捜部Q 福井県 Amazon TVアニメ ねじめ正一 アニメ映画 グリス ジャック・リーチャー ハイキング 中辺路 名古屋城 愛知県・名古屋市 旧北陸本線 港区 瀬音の森コース 琵琶湖 ALONE 〜孤独のサバイバー〜 PaaGo WORKS eTrex20 お菓子 クルーズ名古屋 スマホ関係 スマートウォッチ ニュース パソコン ポータブル電源 リムテープ レーパン 中区 乗鞍 伊吹山 保険 南区 名古屋市市政資料館 大雲取越え 寸又峡温泉 庄内川 愛知県 昭和区 温見峠 竜ヶ岳 糖尿病 群馬県 能郷白山 豊田市 金華山 高座結御子神社 F1総集編 Prime Video イヤホン ウィンドブレーカー カンパニューロ クロモリバイク サイクリングコース スポーク長 セキュリティアラーム ハンドル パソコン関係 ヘッドライト ラジカセ レカロチェアー ロングロレイル ロードエンド 上高地 京都 千種区 名古屋三大天神 名古屋市科学館 天白区 奈良 家族 富山県 小雲取越え 山形県 常滑市 彦根城 振れ取り 携帯工具 新潟県 旧中山道宿場町 東区 水晶山 猫エサ 猿投山 珍夜特急 知多市 石津御嶽 紀伊勝浦 雑記 電化製品

ブログ アーカイブ

ねこ(キイ・クウ・ムウ)

ねこ(キイ・クウ・ムウ)

SUZUKI EVERY

SUZUKI EVERY

Tommasini Sintesi

Tommasini Sintesi

GIOS PULMINO

GIOS PULMINO

QooQ  Powered by Blogger.